「えっち よんろくまる・・・、ですか？、あ、はい、至急お調べ致しますので。
はい、ありがとうございます」
ガチャ・・・・、ふぅ・・・。
毎度毎度ため息やなぁ～。 ど～したんや？ 武居？
あ～森田さん。テレビ会議って聞きなれない【専門用語】が多くって困りますよね。
今もお客様から「えっち よんろくまる って何ですか？」って聞かれちゃって・・・。
「えっち よんろくまるぅ？？」、ああ、H.460の事やな。NAT/ファイアーウォール越えの問題を解決するために作られたITU-Tの国際基準で、今までH.323の通信では・・・・・
ちょとまって ちょっとまって 森田さぁ～ん♪
いきなり解説されても意味わからんから理解できませ～ん♪
なんやオマエ、ラッスンゴレライのつもりか？
って言うか、テレビ会議やWeb会議のカタログやウェブサイトに掲載されている【スペック情報】のところ、専門用語が多すぎて何が書いてあるのか理解しにくいんですけど・・・。
そうか・・・、そしたらテレビ会議・Web会議のカタログ・スペックシートの読み方と代表的な専門用語なんかをちょっと解説してみよか。
さすが森田さん！ 助かります！
専門用語を解説する前にまずはコチラ（↓下の写真）を御覧ください。
テレビ会議メーカー「アバイア」のカタログに書かれているスペック表です。
①の部分には通信方式や映像符号方式と言った、そのテレビ会議端末で利用できる仕様のタイトルが表示されています。
②の部分には①の仕様に対してどんな規格（プロトコル）が適用されているのかが記載されています。
例えば①部分の基本解説としては・・・
| 【①タイトル】 | 【②書かれている内容の意味】 |
| 通信方式 | テレビ会議の通信方式は何ですか |
| 映像符号化方式 | 通信中やりとりする映像方式は何が利用できますか |
| 音声符号化方式 | 通信中やりとりする音声方式は何が利用できますか |
| デュアルビデオ | モニター2画面利用できますか（デュオビデオとも言う） |
| 暗号化 | 通信中利用する暗号方式は何が利用できますか |
| ネットワークプロトコル | 通信規格は何が利用できますか |
| 映像フォーマット フレーム数 |
映像の解像度は何が利用できますか 1秒間に送ることのできる映像コマ数は何枚ですか |
| 映像入力 | どんな映像入力端子を持っていますか |
| 映像出力 | どんな映像出力端子を持っていますか |
| 音声入力 | どんな音声入力端子を持っていますか |
| 音声出力 | どんな音声出力端子を持っていますか |
この様な事をスペックシートでは表記されています。
次に②の解説です。 スペックの中に書かれている「H.323・H.264・G.722.1」とかありますが、このように理解してください。
まず上記の様な通信方式規格（プロトコル）があります。
そのプロトコルの中に「H.264」という映像に関係する圧縮技術のプロトコルや「G.722.1」という音声に関係する圧縮技術のプロトコルが存在します。
さらに映像プロトコルの中に利用できる解像度として、おなじみの720P（HD）や1080P（FHD）と言った映像フォーマットが存在します。 もっと分かりやすく見てみますと・・・、
ちなみに、H.26xとか、G.7xxの数字が大きくなるにつれて、テレビ会議通信時の圧縮率が高くなり、きれいさが増していきます。
例えば音声プロトコルのG.711の音声品質レベルは、アナログ電話で会話している程度。
G.722はAMラジオレベル。アナログ電話で聞く音声よりもクリアです。
G.722.1も同じくAMラジオ程度の音声品質レベルなんだけど、G.722よりも圧縮率が高い。
AAC-LDはさらに良くて、CD並みの音声品質レベルといわれています。
如何でしょうか？
何となく理解出来てきましたか？
なるほど！ そういう事なんですね。 でもカタログやスペック表見ると、もっと細かくプロトコルの記号が出てきますよね。それも解説してもらえますか？
んん～～、そーなると、かなり細かな説明が必要になるなぁ。
そや！ 基本的なテレビ会議用語集をまとめた冊子があるから、それ見て勉強してみ。
一番下のダウンロードボタンからダウンロード出来るで！
ありがとうございます～～！
さっそくダウンロードして「H.460」の事とか、勉強してみます。
H.239、SIF、HDMI、
スパイダーフラッシュローリングサンダー！
ちょちょちょっとまって！ 森田さん♪ ちょーっと森田さん♪ 専門用語ちゃいますの？
意味わからんから勉強する言うたけど、もう森田さんを待ってまっせー！♪
・・・武居、もうやめよか。 勉強しろ！ 勉強。
ちょっと分かりにくいテレビ会議の専門用語をチェックして頂くと、テレビ会議・Web会議のスペックシートや仕様が読み取れるようになるはず！です。ご自由にダウンロードして下さいね。
もっと細かく専門用語を知りたい方は、VTVジャパンのウェブサイト【テレビ会議用語集】をご覧ください。
