前回のコラムでは、今までご利用されていた「テレビ会議システム」とオンライン会議で利用できる専用機「Teams Rooms・Zoom Rooms」の大きな違いについて見てきましたが、今回2回目のテーマはテレビ会議システムからTeams Rooms や Zoom Roomsへ買い替え(リプレイス)される際に考えておかなければいけない「選定確認」のポイントを3つの視点から解説したいと思います。
Teams Rooms・Zoom Roomsの導入をご検討される時、一番最初に確認していただきたいところが「OS」です。Roomsは様々なメーカーからリリースされていますが、パソコンやスマートフォンのように異なったOSで提供されています。OSの違いは2種類あって「Windows」をOSにしたRoomsと「Android」をOSにしたRoomsの2パターンで提供されています。
この2つのOSですが、Rooms導入時に考えられるポイントといたしましてはRooms導入検討部署が情報システム部門の場合、社内で利用するパソコンのOSも管理されていると思いますので、どちらかと言えば「Windows OS」の方が導入後の管理もされやすいかと思います。またRooms導入検討部署が総務部門や経営企画部門の場合、Windows OSですとセキュリティーなどの観点からWindows版のデバイスは情報システム部からNGされるケースが考えられますので、Rooms端末を総務部門や経営企画部門で管理される場合は「Android OS」を選択された方が管理しやすいかと考えられます。またバージョンUPや新機能の追加が若干Windows版Roomsの方が早いので、いつも最新の状態で利用したいとお考えであれば、Windows版のRoomsを選択するという事も検討できると思われます。
次にRoomsの形状ですが、カメラ・マイク・スピーカーがオールインワンされる「一体型モデル」と、本体は独立し会議室の大きさや参加人数を考慮して、USBカメラやUSBマイクスピーカーが個別にチョイスできる「セパレート型モデル」の2種類からRoomsを選ぶことができます。
小~中会議室へ導入する場合は、一体型モデルRoomsの方がコストパフォーマンスが良いと考えられますし、大会議室や役員会議室への導入は会議室環境にマッチしたカメラやマイクをチョイスできるセパレート型タイプのRoomsをお勧めいたします。またほとんどの場合、一体型モデルのRoomsは「Android OS」となり、セパレート型モデルのRoomsは「Windows OS」となります。但し一部Windows OSのRoomsも一体型モデルがリリースされておりますので、ご検討時にご注意願います。
最後にTeams Rooms・Zoom Roomsを導入する前に検討すべき事としまして、それぞれ「ライセンス」が必要になります。Zoom Roomsの場合は1台のZoom Roomsにつき1つの有償ライセンスが必要なので分かりやすいですが、Teams Roomsの場合は2つのライセンスが用意されています。
Teams Roomsでは無償版の「Basicライセンス」と有償版の「Proライセンス」の2つからライセンスを選択いただけます。特長としましてBasicライセンスはTeams Rooms「25台」までご利用可能になりますが「26台目」からは有償版のProライセンスが必要となります。BasicとProの違いはそれぞれ異なりますがTeams会議に参加したり、会議中に資料共有を行ったりという基本的な操作方法はそれぞれ同じになります。ライセンスについての細かな違いについてはマイクロソフトのウエブサイトよりご確認願います。
如何でしたでしょうか、Teams Rooms|Zoom Rooms 「3つ」の選定確認ポイント、ご理解いただけましたでしょうか? Teams RoomsやZoom Roomsを紹介しているウエブサイトは数多くありますが、スペックや写真だけでは評価しにくい製品です。我々VTVジャパンでは、東京・大阪にTeams Rooms・Zoom Roomsが実際にご体感いただけるデモンストレーションルームを設備しておりますので、次世代のテレビ会議システムをRoomsへ移行したいなどご検討されているのであれば、是非VTVジャパンのデモンストレーションルームへお越しくださいませ。 みなさまのご来社、おまちしております。
次回7月に掲載させていただくコンテンツ内容は「Rooms導入に関してのメリット・デメリット」をご紹介させていただきます。