テレビ会議を行う際、一番良く使うモノって何でしょう? カメラ? マイク? 答えはNo! 忘れていませんか、そう
実は「リモコン」なんですよね。リモコンは車を運転する例えで言えば「ハンドル」の様なモノです。リモコンが無ければテレビ会議の操作ができません。いかに直感的で使いやすいという点がポイントとなりますが、テレビ会議メーカーによってリモコンはデザインも違えば使用感も異なります。
「だったら、どこのメーカーのリモコンが使いやすいの?」
こちらの答えは賛否両論。使う人によってイメージや感覚が異なります。今回のテレビ会議なるほど情報では、各メーカーのリモコンを徹底比較して、操作感や使用感をお伝えいたします。
皆様のニーズにマッチするテレビ会議の「ハンドルさばき」、きっと見つかると思いますよ!
まず最初は知名度No.1のポリコムです。スマートなリモコンで厚みも薄く非常に軽量なリモコンです。音量調整やマイクミュートなど、テレビ会議中に良く利用する機能はリモコンにボタンとして配備されていますので、直感的に利用出来ます。
ホーム画面を見て頂くとお分かりになりますが、ホーム画面も非常にシンプルです。なので、資料共有(H.239)やカメラコントロール(上下左右)と言った操作は、リモコンからメニューを開いて画面上で任意の操作を行うという方法になります。
それでは次に、リモコンを使って良く操作する機能を【どれだけの回数ボタンを押せば出来るのか?】をまとめましたのでご覧下さい。
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カメラ操作
ホーム画面 → メニュー → カメラ → カメラの選択(ズーム機能はリモコンに配置)
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マイクミュート
リモコンにマイクミュートボタンが配置
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音量調節
リモコンに音量調整ボタンが配置
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通信方法
ホーム画面 → 通話の発信 → キーパッド(IPアドレス入力)
→ 最近の通話(履歴)
→ 連絡先(アドレス帳)
- 手に取った時の質感や重量感は、さすがポリコム! しっくり来ます!
- 機能をアイコン表記しているので、直感的に利用できます。
- 縦長なリモコンなので、指を上下にスライドしてボタンを押す感覚が少し不便。
- リモコンの電池がUSB充電式なので、電池残量を気にする必要がある・・・・、かな?
- 総評:★★
次に日本ブランドのソニーです。これは分かりやすいですね、日本語表記されていますから。F1~F4までのショートカットキーを作成できますので、良く接続する相手先を登録しておくと便利に使えます。ソニーの特長はテレビ会議で行う操作をほとんどリモコン上のボタンに配置している点。フラットタイプのリモコンが多く採用されている中、ソニーはしっかり「ボタン感覚」があり、押しました!という実感が指先に伝わります。
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カメラ操作
リモコン → カメラ → カメラ調整 → カメラアングル(ズーム機能はリモコンに配置)
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マイクミュート
リモコンにマイクミュートボタンが配置
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音量調節
リモコンに音量調整ボタンが配置
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通信方法
ホーム画面 → 接続 → 番号を入力(IPアドレス入力)
→ アドレス帳から選ぶ
→ 履歴から選ぶ
- ボタン表記の日本語が導入ユーザーにとって一番の魅力。
- ボタンの存在感が主張されているので、操作した感が分かりやすい。
- 電源ON・OFFボタンがリモコンに配置されているので便利。
- リモコンにボタンが配置されているが、一発操作が困難。(画面を見ながらの階層が深い)
- 総評:★★★
次はシスコです。シスコは元TANDBERG(タンバーグ)というメーカーを買収し、テレビ会議業界へ参入してきましたが、こちらのリモコン、タンバーグ時代の頃からほとんど変わらないデザインになっています。何故ならば!良く出来たリモコンなんですよね! 丁度良い重みが高級感を感じられますし、ソニー同様、よく利用する機能はほとんどリモコンに配置されていて、親指1本で全ての操作がまかなえる程、操作性に優れています。ホーム画面もパソコンのデスクトップをイメージさせるシンプルさ。では操作感を見て行きましょう。
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カメラ操作
ホーム画面 → カメラ操作(ズーム機能はリモコンに配置)
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マイクミュート
リモコンにマイクミュートボタンが配置
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音量調節
リモコンに音量調整ボタンが配置
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通信方法
ホーム画面 → 発信 → 連絡先を入力(IPアドレス入力)
→ アドレス帳
→ 発着履歴
- 存在感のある重みと親指1本で操作できる使用感は他メーカーのリモコンより一歩リードか!
- ボタン操作音が心地よく、不慣れな方でもすぐに操作しやすい使用感です。
- ホーム画面の壁紙を変更できるのがユニーク。
- 設定画面が英語表記、階層が深い部分が馴染んでいないと困難。
- 総評:★★★★
次はアバイアです。ポリコムとソニーを足して2で割ったような感じのリモコンです。リモコンのサイズ感はほぼポリコムと同じ、ボタン配置はソニーによく似ています。他のメーカーとの違いはリモコン操作とホーム画面のアイコン操作が連動されていて、不慣れな方はホーム画面を見ながら、操作に慣れた方はリモコンボタンだけで操作できる感覚です。また通信していない時、ホーム画面にこちら側のカメラ映像が大きく表示されますので、リモコンのカメラコントロールが分かりやすい設計になっていますね。
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カメラ操作
ホーム画面 → カメラ制御(ズーム機能はリモコンに配置)
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マイクミュート
リモコンにマイクミュートボタンが配置
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音量調節
リモコンに音量調整ボタンが配置
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通信方法
ホーム画面 → 通話 → IPアドレスの入力 or 履歴
→ アドレス帳
- スリムなボディーなので、手のひらにフィットして利用頂けます。
- 画面を見ながら、リモコンボタンのみ、とユーザーの利用勝手に対応した操作感。
- ポリコムとソニーのリモコン利点を上手くミックスした形状。
- 縦長なリモコンなので、指を上下にスライドしてボタンを押す感覚が少し不便。
- 総評:★★★★★
シンプル、いや「超シンプル!」 最後はライフサイズのリモコンです。湾曲(わんきょく)にユニバーサルデザインされた持ちやすさはおそらく業界No.1でしょう。見ての通り、リモコン機能が3種しかないので、マイクミュート以外はすべて画面を見ながらの操作になります。もちろん操作感にも優れているのですが、オプションのPhoneマイクを併用頂ければ、スマホ、タブレット感覚でテレビ会議操作が行えます。軽量・コンパクト・ムダのない操作感、さすがライフサイズと言った感じでしょうか?従来のテレビ会議リモコンの操作感にとらわれない新しいタイプのリモコンと言えるでしょう!
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カメラ操作
ホーム画面 → 表示 → PT(パン・チルト) or ズーム
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マイクミュート
リモコンにマイクミュートボタンが配置
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音量調節
ホーム画面 → 音量
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通信方法
ホーム画面 → 通話 → ディレクトリー(アドレス帳)
→ 最近の通話(履歴)
→ 会議(バーチャル会議)
→ ダイヤラ(IPアドレス入力)
- スマート・コンパクト・シンプル!
- 画面を見ながらの操作なので、誤操作が軽減される。
- Phoneマイクと併用で更に操作感がUP!
- シンプルすぎるので、直感的な操作に欠ける。
- 総評:★★★★★
いかがでしたか? たかが「リモコン」されど「リモコン」でしたよね。今回このようなカタチでリモコン徹底比較をお伝えしましたが、やはり実際に手にとって触ってみないと実感が湧いてこないと思います。VTVジャパンでは各メーカーをデモルームにて体感頂ける設備を整えております。是非この機会、テレビ会議の品質もさることながら、リモコンの使い勝手を体験してみませんか?多メーカー比較デモンストレーションは下記バナーよりお申込み頂けますので、振るってお申込み願います!