テレビ会議なるほど情報
コミュニケーションのコスト?

テレビ会議の導入効果は、かつては「出張交通費の削減」「移動時間の人件費削減」でした。それがテレビ会議の普及が加速するとともに「コミュニケーションの活性化」に移ってきたように思えます。テレビ会議を使って遠隔の相手と会うことで相手の人となりがわかって、メール・電話だけのやり取りよりも円滑に仕事ができるようになったと実感される方も多いのではないでしょうか。他方、出張の方がより密なコミュニケーションが取れたとか、テレビ会議を使う事で会議が増えた等ネガティブな意見もあるかもしれません。

社内のテレビ会議を今後どうしていくのかを考えた場合、例えば現状の設備をそのまま使っていくのか、システムを増やし拡張していくのか、Web会議のような別のサービスを併用するのか? それとも、社内SNSなど別のソリューションを視野にいれるのか?などなど、選択肢は沢山あります。

コミュニケーションのコスト何をするにも、コストやメリットが金額で可視化されていた方がイメージしやすいですよね。でも、コミュニケーションを活性化させることで、得られるメリットやコストってどうやって可視化すればいいでしょうか?テレビ会議を提案する立場として、頭を悩ませる問題です。

そんな時みつけたのが、「コミュニケーションコスト」を算出したある企業のWebサイトです。

ここに掲載されている企業では、コミュニケーションは「仲間意識を高め、社内の雰囲気を良くし、新しい企画を生む。」とし、必要性と可能性を重視されていました。ここまでは多くの方が同意されることだと思います。ここからちょっと面白いのが、この企業は「コミュニケーションの時間が最低1時間必要用」と定義されたことです。

最低1時間必要と決めてしまうことで、その時間を創出した場合にかかる人件費が算出され、費用対効果が見合ったシステム(想像するに企業内SNSに近いクラウドサービスの様です。)が採用されたそうです。

コミュニケーション

株式会社マサイチネット:コミュニケーションコスト

社員一人一人の「情報の格差」、「情報を解釈する力の格差」、「情報に対する価値観の格差」が不要な社内コミュニケーションを生み出し、企業の生産性を低下させます。これを埋めるのに必要なのがコミュニケーションに費やす1時間なのでしょう。

ちょっと乱暴な気もしますが、最初に結論ありきで、コミュニケーションという形の見えないものの効果を可視化し、費用対効果からシステムを導入するという検討プロセスの一つとして面白いと思いました。

コミュニケーションのコスト?

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