テレビ会議システムとは「遠隔地の人と表情(顔)・音声・資料」をリアルタイムに通信しながら会議や打合せができるコミュニケーションツールです。
と、言う事は、もちろん海外の人ともコミュニケーションが取れます。
何を今更当たり前の事を・・・。
このようにテレビ会議システムを使えばリアルタイムに、しかもワールドワイドで迅速な情報共有や情報交換と言った共通認識を得ることが出来ますが、共通認識できない事が1点あります。それは・・・
「各国によっての生活文化の違い」
この生活文化はなかなか理解できない事があったり、時によっては腹立たしく(?)思ったりする事がありますが、それはその国では「当たり前」みたいな文化も沢山存在します。
この文化の違いは「言葉」や「文章」ではさほど違和感は感じませんが、「仕草」「表情」といった目に見える行動ではかなり各国の文化の違いを感じる時があります。
テレビ会議システムは相手の表情や仕草もバッチリ見えちゃいますので、自分が何気ない仕草をしていても、相手にとっては不愉快な行動をしている・・・、と思われてしまうシーンが出てくる時もあります。
そこで今回は日本以外の国とテレビ会議をする、もしくは海外の方が会議に出席する前提で【やっちゃいけない!テレビ会議NG集:ボディーランゲージ編】と題しまして、海外の方が見ると「不愉快」になってしまう仕草や、海外では「NG」とされているボディーランゲージをいくつか集めてみました。
海外に工場拠点を設けたり、ビジネスパートナーが海外にいたりと、日本のビジネスシーンは更にワールドワイド化されています。日常のコミュニケーションの50%ぐらいは「ボディーランゲージ」で行われているそうですので、ちょっとした仕草でトラブルが起こったりしないように気をつけてくださいね!
・近づいたり、身を乗り出してくる。
・リラックスした状態、腕や足が組まれていない。
・長い時間のアイコンタクト。
・照れて下を向いたり、目をそらす。
・笑顔で会話。
・離れたり、体をそらす。
・腕や足を組む。
・横を向く。
・鼻や目、首の後ろをこすったり掻いたりする。
相手に手のひらを向けたピースサイン
(ギリシャ)
犯罪者に二本指で物を投げたことに由来する侮辱の仕草だそうです。
親指を上に立てた仕草
(中東・南アフリカ・南米など)
相手を揶揄・侮辱する仕草だそうです。一般では「いいね!」という表現に使われますが・・・。
OKサイン
(フランス)
役に立たないことを匂わせる揶揄するしぐさになってしまいます。
小指だけを立てる仕草
(中国)
日本では女性を表す表現ですが、中国では出来の悪い人を示す意味になるそうです。
中指を立てる
(アメリカ、イギリスなど)
このサインはもう万国共通かもしれませんが、侮辱表現になります。
ひとさし指と小指だけ立てる
(地中海エリア)
とあるプロレスラーのキメサインですが、地中海エリアでは侮辱表現になるそうです。
相手にパーの状態を見せる
(ギリシャ)
相手の顔に泥を塗る表現から、揶揄する・侮辱する仕草になるそうです。
薬指と親指だけ内側に入れる
(イギリス)
この表現も侮辱表現になってしまうそうです。日本では使いませんよね・・・。
ひとさし指と中指を伸ばしてクロス
(ベトナム)
日本では汚いとかバリヤー!みたいな表現しますが、ベトナムでは侮辱表現になるそうです。
お腹あたりで指先をくっつける
(ギリシャ)
相手が無視・シカトしているという意味だそうです。
指先をあごの下でスライド
(ベルギー、フランス、イタリア北部)
失せろ!出て行け!というジェスチャー。フランスでは絶対やってはいけない仕草だそうです。
OKサイン
(フランス)
役に立たないことを匂わせる揶揄するしぐさになってしまいます。
おでこでこぶしを作り、うけ口にする
(ブラジル)
あんた馬鹿?という表現になるそうです。なんだか納得できますが・・・。
いかがでしたか?国によって色んなNGジェスチャーがありますね。
映像や仕草から伝わってくる情報量は自分が思っているより多く、感情部分にも影響を受けやすいコミュニケーション手法です。誤解の無いスッキリしたテレビ会議を心がけるようにしてくださいね。