今回のビジュアルコミュニケーションHow To 雑学辞典コーナーでは【マイナビニュース】さんが特集されている「2015年 テレワーク事情」というコーナーをクローズアップして皆様にご紹介させて頂きます。
「テレワーク」という言葉、最近かなり普及されている単語だと思いますが少し前までは「在宅勤務」などと呼ばれていました。私の感覚なのですが「在宅勤務」という単語のイメージは「何かの理由で会社に出社するのが困難な人が、自宅で仕事をする」というイメージがあるのですが、「テレワーク」の意味はちょっと違う感じです。一般社団法人 日本テレワーク協会さんのホームページからテレワークの意味を抜粋させて頂きますと、テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです、と解説があります。インターネットやスマートデバイスなどの普及によって注目を浴びている新たなワークスタイルを実現する働き方「テレワーク」。マイナビニュースさんの「2015年 テレワーク事情」の特集を是非ご覧頂きたいのですが、この特集ページの中で私が気になった記事をピックアップしてご紹介させて頂きます。
側にいない同僚の忙しさがわかる、進化するテレワーク技術 – CEATEC JAPAN 2015
側にいない同僚の忙しさがわかる!???、どういう事???と思い記事を読んでいますと、先月10月7日、幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2015」というイベントで沖電気工業(OKI)さん、NECさん、シャープさん、京都大学さん、東京農工大学さん、立正大学さんらが7年を費やして研究・開発してきた「超臨場感テレワークシステム」を披露されたとの事。ん、どういう事???と、この時点でまだ理解できないのですがもっと記事を読んでいきますと、この「超臨場感テレワークシステム」というシステムは、離れていても同じ場所にいるような感覚で仕事ができるテレワーク環境の実現を目指したシステムだそうで・・・・、
①「遠隔オフィスの状況を推定し提示する機能」
②「注目エリアにアクセスして会話できる機能」
③「遠隔オフィス間で情報を共有しながら共同作業できる機能」
といった、テレワークに必要な各種機能が備えられているシステムになるとの事。まずスゴイ!と思ったのが①「遠隔オフィスの状況を推定し提示する機能」ですが、遠隔地にいる同僚(相手)のパソコン操作やパソコンに設置されているカメラから顔を感知したり、マイクで周辺の音を拾う事で、相手の「忙しさ」が数値となって見ることができる・・・そうです。遠隔地にいながらも、相手の忙しさが把握できるなんて!!、と感心していながらも、それを知る事でナニが得られるのか・・・、という使い方が難しいところですね(汗)
②「注目エリアにアクセスして会話できる機能」は特定の場所に立って遠隔地の人と話すると、周辺の雑音が入らないという仕組み。③「遠隔オフィス間で情報を共有しながら共同作業できる機能」はWeb会議の機能でもお馴染みの「資料共有」機能のスゴイ版、と理解しました。
テレワークを企業で導入する上でよく考えがちな事とは「本当にちゃんと仕事してるのか?」といった問題が思い浮かんだりすると思いますが、実際にテレワークを導入されている企業の問題点とは「仕事しすぎてしまう」・・・が一番の問題だそうです。要するに自分の環境に合ったワークスタイルだと時間管理が難しいといったトコロだと思われます。ですが、テレワークをうまく活用できれば色んな面で経費削減もでき、さらに仕事力UPにも繋がる仕組みだと思います。 みなさまの会社でも「テレワーク」という新しい働き方、考えて見ては如何でしょうか?