オンライン会議の音響システムについて考える 【会議室/音響設備】課題問題のひも解き方

ビジュアルコミュニケーションHow To 雑学事典
オンライン会議の音響システムについて考える
【会議室/音響設備】課題問題のひも解き方

リモートや自席から個人のパソコンを使って出席するオンライン会議が盛んに行われる中、会社の会議室に複数人が集まって出席するオンライン会議も増えてきている昨今、会議室から参加するオンライン会議は音声が悪い、自分が発言した声がエコーのように戻ってくる等のトラブルが起こったり、会議室にもともと設備された音響設備をオンライン会議の時にも使えないだろうか?、といったご相談が急増しています。ですが、トラブル内容やご要望、ニーズはお客様の会議室環境によって様々。今回のHow To 雑学事典では、会議室から出席するオンライン会議の「音響設備」に関して、最初に考えておくべき課題や問題点を3つの観点からご紹介させていただき、快適なオンライン会議が実施できる会議室環境づくりのヒントをお伝えいたします。

会議によってテーブルレイアウトが変更するので、自在配置できるマイクがいい

経営会議やグループミーティングなど、会議内容によって参加人数が増減しテーブルレイアウトも変更される時があります。有線タイプのマイクシステムではレイアウト変更に柔軟に対応することが難しくなりますのでワイヤレスタイプのマイクシステムをご提案します。例として下記図のような構成パターンがあります。

会議室内でこちら側発言者の音声拡声が必要な場合

特に役員会議や数十人が参加する大会議室では、発言者用のマイクをたくさん準備する場合があります。また会議室が広いと、こちら側発言者の音声を拡声する会議運用も必須となります。マイク本数が増え、会議室でこちら側の音声を拡声する場合に起こるトラブルとして、ハウリングなど音響トラブルのリスクを注意しておかなければいけません。VTVジャパンではハウリング等の音響リスクを回避するために、オーディオプロセッサーShure製P300をご提案しております。オートマチックゲインコントロール(ゲインシェアリングなど)、ノイズリダクション、パラメトリックイコライザーなど話者や管理者に負荷をかけず自動的に最適な環境を提供できます。

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オンライン会議接続先にマイクの声をダイレクトに送りたい

例えば大会議室など広い会議室でマイクの音声を拡声させ、会議室に出席している人達に聞いてもらいながら、オンライン会議で接続されている人達に対しては、オンライン会議で利用するマイクスピーカーに拡声された音声を集音させ、相手側に送っているという運用をされていませんか? オンライン会議時に会議室のスピーカーから拡声された音声を、オンライン会議用のUSBマイクなどで集音すると、接続先には明瞭度の低い音声が届けられてしまいます。またエコーやハウリングなどノイズが発生したり、トラブルの原因にもなりかねませんので、会議室・オンライン会議ともに同じ構成の音響設備を使い、運用に合せて切り替えて利用するなど、ストレスのない明瞭な音声を接続先に届ける運用をご提案します。

いかがでしたか? VTVジャパンでは音響設備を含む「会議室インテグレーション」に力を入れており、お客様のオンライン会議使用イメージを元に、映像・音声デバイスの設計を行います。どの会議室からもオンライン会議に参加できる設備を構築したい、既存で利用している音響や映像設備を流用してオンライン会議仕様にカスタマイズしたいなど、みなさまのご要望をデザインさせていただき、納得するソリューションをご提案させて頂きます。

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