テレビ会議業界で話題となり、これからのテレビ会議多地点接続ソリューションの主流になろうかと思われる「テレビ会議多地点接続クラウドサービス」。世の中には色んなサービスが展開されておりますが、今回はテレビ会議メーカーCisco(シスコ)から展開されているクラウドサービス【CMR Cloud】のサービス内容を徹底解剖していきながらCMR Cloudの魅力に迫りたいと思います。
先月に引き続きで恐縮ですが、YouTubeでCMR Cloudの紹介動画がありますのでご覧ください。(英語です)
まずコンセプトなのですがCMRとは《Collaboration Meeting Room》の略で、いつでも・どこでも・どんなデバイスからでも利用できる、個人用の仮想的なコラボレーション空間、といったコンセプトです。
クラウドサービスなので、いつでも・どこでも・・・は分かるのですが「どんなデバイスでも利用できる」の部分。実はこの仕掛にはCiscoがSaaS型(ソフトウェアを通信ネットワークなどを通じて提供し、利用者が必要なものを必要なときに呼び出して使うような利用形態)のWeb会議ソリューション「WebEx」を利用して、MCU(多地点接続サーバー)とWeb会議の両方を提供する仕組みになっています。
なので、テレビ会議専用端末からテレビ会議に参加の拠点はそのまま専用機を使い、パソコンからのWeb会議的な参加者はWebEXを利用してテレビ会議に参加するという接続方法になります。
ご利用法の一例として上記のような接続方法になります。
①会議開催者はメールで会議招集案内を参加者に出す。その際に接続先会議室の「URL」もしくは「URI」をリンク表記しておく。
②参加者は指定の日程・時刻になったら、それぞれのデバイスから接続先会議室へアクセス。
③会議開催!(会議開催者も同じ要領で参加する)
たったこれだけのアクションで、遠隔地とのコミュニケーションが始まります! 簡単ですね!
もう少し紐解いてみましょう。パソコンやタブレット接続の場合はWebEXを利用します!と書きましたが、今、皆様の会社でWebEXをWeb会議としてご利用していますか? うちの会社ではWebEXを利用しています・・・! そんなあなたはラッキーです! 実はWebEXをご利用頂いているユーザーはCMR Cloudを利用する際、今お持ちのアカウントをそのままご利用することが出来ます。
???どー言う事?? すなわち、CMR Cloudに加入する際、新たにWebEXのアカウントを購入するのではなく、今使っているWebEXのアカウントのままで利用できちゃいます。 もっと言うと、「今WebEXでWeb会議運用してるのですが、テレビ会議専用機を購入して混在接続運用していきたい!」 とお考えのユーザーにとっては、比較的安価な導入費用で考えている構成が実現化されちゃう! と言うことになりますね。 いかがでしょうか??
CMR Cloudではサービスプランも豊富にラインナップされていますが、まずは小規模でスタートするときのサービス内容をご紹介いたします。
【使えるデバイス】
・テレビ会議専用端末(Cisco製品がオススメ)
・パソコン(WebEx・Lync2013・Jabber ※skype for businessは今後対応)
・スマートフォン(WebEX・Jabber)/タブレット(WebEX・Jabber)
・音声会議(VoIP/標準機能)WebEx Audio (オプション機能)
【利用できる会議室数】
・5会議室~
【1会議室に参加できる台数】
・同時25台(パソコン・スマホ・タブレット 混在可能)
・同時25台(ビデオ会議端末)
※合計50台(セッション)が1会議室に入ることが可能です。
【ゲスト招集機能】
・可
【会議開催時】
・スケジュール会議
・即時(アドホック)会議
・PINコード設定:可(会議室の暗証番号設定)
【資料共有】
・可
※スマートフォン・タブレットからの資料共有はできません。(資料受信のみ)
※表示されている資料をお互い書き込みあう機能はありません。(表示のみ)
【契約期間】
・1年更新
ここでは語りきれない内容がてんこ盛りの「Cisco CMR Cloud」。CMR Cloudにご興味を持たれたり、気になっていたりした皆様、ぜひVTVジャパンへお問い合せくださいませ。納得するまで、弊社営業スタッフがデモンストレーションさせて頂きます!