アメリカはニュージャージー州ハッケンサックに本社を置き、インターネット経由でもHD品質を提供する新時代のテレビ会議製品のパイオニア「Vidyo:ビディオ」。 H264スケーラブルビデオコーディング(H.264/SVC)標準に基づいて構築されたVidyo独自のテクノロジーは、パケットロス補正や低遅延通信といったテレビ会議の品質を更に向上するアーキテクチャです。HD-230・HD-40とラインナップのあるVidyoのテレビ会議専用端末をはじめ、H.323(テレビ会議システム)、パソコン・スマートデバイス・WebRTCなどデバイスの違う異端末の混在接続も可能にするVidyoソリューション。今回の「テレビ会議なるほど情報」ではVidyo社の超コンパクトテレビ会議端末「HD-40」のご紹介を中心に、Vidyoテレビ会議ソリューションのエンジンとなる「VidyoOne+」という【オールインワン・パッケージ・サーバ】のご紹介をさせて頂きます!
まずは↑こちら。Vidyo社のテレビ会議専用端末「HD-40」です。説明せずともお分かりでしょうが・・・、左がリモコン、右がHD-40本体になります。通常、テレビ会議専用機は「カメラ」と「マイク」が同梱されていますが、Vidyoのテレビ会議専用機は会議室の大きさや利用用途に応じたカメラやマイク構成を組むことが出来ます。カメラもマイク/スピーカーもUSB接続となりますので例えば少人数でご利用する際、カメラはWebカメラをチョイスする等、オーバースペックにならない端末構成を組むことができます。それでは「HD-40」のスペックです。
【本体】
●W117mm×H34.5mm×D112mm/0.9kg
【最大通信帯域】
●送信:最大2Mbps
●受信:最大6Mbps
【映像圧縮符号化方式】
●H.264/SVC
【映像品質】
●1080p30fps(受信のみ)
●720p60fps(受信のみ)
●720p30fps(送受信:768Kbps~)
【映像関係】
■入力
●USB or DVI(※DVI入力の際はUSB-DVIコンバーターが必要)
■出力
●ディスプレイポート×1ミニディスプレイポート ×1
(ディスプレイポート-HDMI変換アダプターおよびディスプレイポート-HDMI変換アダプター標準添付)
※ディスプレイポートは、コンテンツ表示のみサポート
【音声関係】
■入出力
●USB
【その他】
●インターフェイス:USB 3.0ポート×4(前面×2、背面×2)
●電源:19V/65W ACアダプター
●ネットワークインターフェイス:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T Gigabit Ethernet(RJ-45)
スペックの本体サイズをご覧頂ければお分かりでしょうが、【超!】コンパクトに仕上がっていますね。え?この写真やスペックの寸法では分かりにくい??? ですよね。 では下の写真をご覧下さい。
↓コチラです。
iPhone5と並べて撮影してみました。このコンパクトっぷり!お分かりになるでしょうか? まさに手の平に収まる超コンパクトテレビ会議システムですね!
それでは、早速「HD-40」を使った実機検証を行ってみましょう。今回、HD-40に接続するカメラとマイク・スピーカーはロジクールさんの「cc3000e」というPTZカメラとマイク・スピーカーがセットになった製品で、Web会議用途をメインとしてご利用いただけます。
↓コチラの製品となります。
では設置してみます。
モニタラックの台にHD-40を置いてみました。ラックの棚板が大きくみえちゃいますね。
続いてカメラをモニタラックの天板に設置
会議テーブルの上に、マイク・スピーカーを置いて完成です。
開梱してからわずか15分で設置完了!設置してみると、普通のテレビ会議システムと何ら変わらないフォルム。これは使用感に期待できそうですね!
それではHD-40を電源投入してから、テレビ会議通信を行う様子までを↓下の動画にまとめていますので、ご覧下さい。
いかがですか!? 言葉は乱暴ですがこれならば「誰でも」「簡単に」「楽々」テレビ会議を行う事ができそうですね。手順が複雑で面倒な会議室に置いているクイックマニュアルなど見なくても、電源を立ち上げさえすればスグにテレビ会議を開始することができそうですね。
Vidyoでのテレビ会議通信はテレビ会議端末同士の通信を行うのではなく、「VidyoPortal(制御系サーバ)」「VidyoRouter(多地点接続系サーバ)」という2つのサーバをエンジンとして通信を行います。またVidyo以外のH.323テレビ会議端末(ポリコムやSONY等)を接続するには「VidyoGatewey」というゲートウェイが必要になります。またパソコンやスマートデバイスを混在通信させる為に「VidyoDesktop」「VidyoMobile」というアプリケーションと「VidyoLine ライセンス(パソコン・スマートデバイスを接続させる為のライセンス)」を追加購入する必要があります。 ?????えっ????どー言う事???? 難しいですよね。でもご安心下さい。この一見難しく見える構成を「オールインワン」にしたパッケージソフトウエア【VidyoOne+:ビディオワンプラス】という製品がございます。
この「VidyoOne+」、アプライアンスのサーバ提供ではなく「VM環境」にインストールしてご利用頂けるソフトウエアとして提供されておりまして、高価なアプライアンスサーバをご購入する必要はなく、皆さまがお持ちのVM環境上で稼働するソリューションとなっております。さらにVidyoPortal・VidyoRouter・VidyoGatewey・VidyoLineライセンスといった基本構成が標準装備されており、Vidyoが提供するソリューションの「良いトコ取り」した製品となります。
VidyoOne+のオールインワンパッケージの内容ですが、下記の構成となります。
【①VidyoPortal VE:Vidyo会議運用管理&会議ポータルを提供(ソフトウエア)】
VidyoPortal VEは、各システムや会議の運用管理と、ユーザがアクセスする会議ポータルを提供するソフトウェアです。ライセンス管理ユーザアカウントやミーティングルームなどを一元管理します。お持ちのVM環境に、ソフトウェアをインストールすることですぐにご利用いただけます。
【②VidyoRouter VE 25:Vidyo会議の多地点接続を制御(ソフトウエア)】
VidyoRouter VEは、Vidyo会議の多地点接続を制御するソフトウェアです。各拠点からの映像・音声データを最適化・ルーティングを行い、各拠点のネットワーク状況や利用する端末に応じて最適なデータ通信を行います。お持ちのVM環境に、ソフトウェアをインストールすることですぐにご利用いただけます。※VM環境構築のご相談も承ります。
【③VidyoGateway VE:H.323/SIPテレビ会議システムを相互接続(ソフトウエア)】
VidyoGateway VEは、他メーカーのH.323/SIP端末、オーディオ端末、 Vidyo製品との接続を可能にするゲートウェイソリューションです。お持ちのVM環境に、ソフトウェアをインストールすることですぐにご利用いただけます。※VM環境構築のご相談も承ります。
【④VidyoDesktop:PCを端末としてVidyo会議に参加可能(アプリケーション)】
VidyoDesktopは、PCを端末としてVidyo会議が行えるクライアントアプリケーションです。Windows、Mac、Linuxに対応しており、最大映像送信1080p/30fps、最大映像受信2880×1800 /60fpsの高品質な会議が開催できます。
【⑤VidyoMobile:スマートフォン・タブレット端末でVidyo会議に参加可能(アプリケーション)】
VidyoMobileは、Apple iOSやAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレットからVidyo会議に参加できるソフトウェアアプリケーションです。最大映像送信720p15fps、最大映像受信720pのクオリティで会議に参加できます。
【⑥VidyoWeb:WebブラウザからVidyo会議に参加可能(プラグイン)】
VidyoWebは、WebブラウザからVidyo会議に参加することができます。主にゲストユーザが簡単に会議に参加できるように設計されています。主要なWebブラウザ(Chrome、Internet Explorer、Firefox、Safari等)に対応しています。
【⑦VidyoSlate:iPadにVidyo会議の共有コンテンツを表示(アプリケーション)】
VidyoSlateは、iPadにVidyo会議中のコンテンツ共有ができるソフトウェアアプリケーションです。ビデオアノテーション(手書き)機能で、どの端末から共有したコンテンツでも自由に書き込みが可能です。
【⑧VidyoLine ライセンス:エンドポイント同時接続ライセンス(ライセンス)】
Vidyo One+バンドルソリューション用VidyoLineライセンスは、各端末が同時接続する際に必要なライセンスです。
【⑨VidyoSoftClient ライセンス:PC・モバイル端末利用ライセンス(ライセンス)】
Vidyo Soft Clientライセンスは、VidyoDesktop、VidyoMobileからVidyo会議に参加する際に必要なライセンスです。
まさに多機能満載にしてシンプルなオールインワンパッケージソリューション! 「VidyoOne+」さえあれば皆さまのニーズにマッチした、テレビ会議の運用デザインが構成できます。またVidyoOne+をDMZ上に構築する事により【プライベートクラウド】を持てる事になります。年額・月額などでサービスされているクラウドサービス(ASP)と比較しても、クラウドサービス内容の制限に縛られる事無く、社内・社外とのビジュアルコミュニケーションが実現化されます!
「百聞は一見に如かず」ということわざがある様に、テレビ会議システムは「体感商品」です。目で見て・耳で聞いて・実際に触れて初めて分かるテレビ会議の素晴らしさ!VTVジャパンでは随時デモンストレーションのご予約を承っております。Vidyoソリューションにご興味が御座いましたら、ぜひ下のバナーよりVidyoのデモンストレーションをご予約くださいませ。きっと皆さまの会社にマッチした「ビジュアルコミュニケーション」に巡り会えますよ!