【懐かしのテレビ会議図鑑】 Vol.2 SONY「PCS-G50」をクローズアップ!

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PCS-G50
【懐かしのテレビ会議図鑑】
Vol.2 SONY「PCS-G50」をクローズアップ!

テレビ会議システムがビジネス用途で利用されはじめて約30年、この業界もかなりのスピードでテクノロジーの進歩・進化が繰り広げられておりますが、現在の高性能なテレビ会議システムにたどり着くまで、様々なメーカーや製品が世の中に出回り、利用されてきました。そこで今までに販売されてきたテレビ会議システムをクローズアップし、みなさまへ情報をご提供しようというコーナー「懐かしのテレビ会議図鑑」。第2回目はSONY(ソニー)社の銘機「PCS-G50」のご紹介です。

SONY「PCS-G50」(ソニー ピーシーエス ジーゴジュウ)

え? 懐かしのテレビ会議図鑑って言うけど、うちの会社ではまだまだ現役で「PCS-G50」使ってるよ! と言われる企業様も多いぐらい、テレビ会議専用端末として永年愛され続けている「PCS-G50」。日本メーカーというブランドバリューもさることながら、当時としては画期的なカメラ・本体セパレートタイプになっており柔軟に会議室へ設置でき、また会議室をスッキリ綺麗にデザインすることができました。では本体デザインやスペックを見て行きましょう。

洗練されたデザインと日本人好みの操作性「PCS-G50」
PCS-G50

もう既に生産、販売終了となっているPCS-G50ですが、ISDNでの通信速度が最大768Kbps(PCSA-B768S装着時)・IPでの通信は最大4.096Kbpsまで通信可能。一番画期的だったのが、メモリースティックへのアドレス帳や設定保存が可能で、メンテナンスするときや、増設といったシーンに活用できた機能でした。オプションのソフトウエアを搭載することで、6拠点までの内蔵多地点接続も可能でしたので、本社(親拠点)・支店(少拠点)への導入も比較的安価に導入できた記憶があります。次は裏面のインターフェイスです。

PCS-G50

【入出力端子】
・映像入力/外部ビデオ入力(S映像×1またはコンポジット×1) ※コンポジットは変換ケーブル使用
・映像出力/S映像×2、コンポジット×1、RGB×1
・音声入力/外部マイク入力(プラグインパワー対応、ミニジャック)×2、外部マイク
 入力(PCSA-A7P4用)×2、外部ライン入力(ピンジャック)×1、AUX入力(ピンジャック)×1
・音声出力/メイン音声出力(ピンジャック)×1、MIXED音声出力(ピンジャック)×1
・ネットワーク/10BASE-T/100BASE-TX×1、ISDNユニットインターフェース×1
・外部制御/VISCA×1(カメラ部/2ndカメラ接続用)、RS-232C×1
・その他/メモリースティックスロット×1、PCSA-DSB1S専用端子×1、 デジタルホワイトボード用×1

こんな入出力端子を持っていました。

人気のヒミツは「リモコン」にあり!
PCS-G50

他のメーカーと比べて優位性があった事として「リモコン」があげられるのでは無いでしょうか? 当時はPolycomやTANDBERG(現Cisco)などの海外メーカーが主流だったテレビ会議システム。その中、リモコンに記載されている表示が日本語だったのはSONYだけ。操作するにも英語で表記されていた他メーカーと比べ、SONYの日本語表記は安心感があった事だと思います。

実際に起動、接続してみましょう!

では実際にPCS-G50を起動し、相手側に接続してみます。下の動画をご覧ください。

※動画再生時間は1分46秒です。

如何でしたでしょうか? 
【カメラ】
・ズーム/40倍ズーム(光学10倍×デジタル4倍)、f=3.1-31mm、F=1.8-2.9
・画素数/約38万画素(有効画素)

【その他の機能】
・メモリースティック/静止画(JPEG)の読み出し/保存、バージョンアップ、
 プライベートアドレス帳機能(自動発信機能)機器設定の保存/ロード、
 アドレス帳の保存/ロード、会議内容(映像・音声)の録画

こんな豊富なスペックを搭載していたSONY PCS-G50。 現在もPCS-G50に変わる後継機は続々とラインナップされています。VTVジャパンのホームページでチェックしてみてくださいね!

www.vtv.co.jp

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