やってはいけないデバイス選び「オンライン会議編」

テレビ会議ワンポイント活用術

すっかり定着したリモートワーク(在宅勤務)ですが、社内外のコミュニケーション用途として活用される「オンライン会議」。自分は快適に使えていると思っていても、相手はどのように感じているのか? ワタクシ武居自身がリモートワークで感じたオンライン会議の「落とし穴」をレポートさせていただきます!

今日はリモートワーク、ぼちぼちオンライン会議が始まるな。あ、花水さんが参加した! おーい、聞こえますかぁ?

武居さん、聞こえますよー。こちらの音声はどうですか?

あれれ?? 花水さんもリモートワークだよね? 花水さんの声は聞こえるんだけど、何だかこもってる・・・、というか音声がきれいに聞こえないんだけど?

おー、みんな集まっとるなぁ。どないしたんや武居、何か問題か?

あ、森田さん、森田さんは会社の会議室から参加されているんですよね。映像も音声もきれいだし、なんで花水さんの音声品質がちょっと悪いんだろう?

私はみんなの声、良く聞こえてますけどねぇ・・・。

んん?花水、今日ヘッドセット使ってへんのか?

実はヘッドセット持って帰るの忘れちゃって、今日は「マイク付きイヤホン」を使ってるよ。

ははぁーん、それが原因やな。

森田さん、ははぁーんって、何が原因なんですか?

マイク付きイヤホンが原因で、花水の音声がきれいに聞き取りにくくなってるんや。

えー?マイク付きイヤホンが原因なんですか?ヘッドセットと同じ利用方法ができて、しかも手軽に利用できるのに。

武居の言う通り、ヘッドセットと同じ利用は出来るんやけど最大の理由は「専用ではなく汎用」として作られているトコロにあるんや。ちょっと詳しく説明してみると、まず花水が使っている「マイク付きイヤホン」って、


こんなヤツやと思うんやけど、確かに音楽を聴いたりするには最適やけど、マイクは「どこに付いているのか分からないぐらい小さなマイク」が内蔵されていて、音声が集音されにくいというデメリットがあるんや。同じマイク付きイヤホンをオンライン会議で使うんやったら、


こんな感じの「マイク部分が独立」していて「マイク部分が口元にあたる」ようなイヤホンを使った方が改善されるんや。

なるほど、って言うか説明されるまででもない、まぁ納得できる理由ですね。


ヘッドセットの場合、利用用途が音楽を聴くのではなく、オンライン会議に使ったり、コールセンターで利用されたり、こちらの声をきっちり相手に伝え、相手の声が確実に聞こえる構成になっているから、安心して品質の良い音声のやり取りができるわけなんや。

オンライン会議の音声トラブルって、実はこんな事で起こっているケースも多いかもね。

でも森田さんってヘッドセット付けてませんけど、USBデバイスって何を使ってるんですか??

あー、ワシは会議室からみんなと同じようにパソコンを使って参加してるんやけど「カメラ・マイク一体型」のUSBデバイスをパソコンに拡張して参加してるんや。ついでやから教えておくと、会議室からオンライン会議に参加する場合、会議室は複数人の参加者になる事が多くなるわけやな。マイクスピーカーを用意したり、Webカメラを準備したりして設定する事もできるんやけど、準備が手間になるわな。そんな時!

こんな感じのマイク・カメラ、スピーカーまでオールインワンで備わっているUSBデバイスを使えば、パソコンにUSBケーブル1本接続するだけで、必要とする機能が全部使えるわけや。まぁテレビ会議専用機の品質や使い勝手に近いUSBデバイスになるわけやな。

なるほど!オンライン会議は、利用するシーンに合わせてデバイスを選択する必要があるわけですね!

森田さん、業務終わったら新しいイヤホン買いに行こうと思うのでついてきてよ! 一緒に買おうよ!

ついて行ってもエエねんけど、、、んんー、「いや、本」買うわ、ワシは。

・・・だったら一緒に行かなくても良いのでは。

いかかでしたか?
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