テレビ会議クラウドサービスを検討する際、ご担当者様の一番の悩みが「今、利用しているテレビ会議システム専用機が問題なくサービスに接続できるのか?」だと思います。また社内外のテレビ会議接続で、様々なメーカーのテレビ会議システム専用機が混在して接続できるのか?互換性はあるのか?など、テレビ会議クラウドサービスは便利だと感じつつ、不安要素もたくさんお持ちだと思います。
ですが、ご安心ください! 通信プロトコル「H.323・SIP」を利用するテレビ会議システムですと、ほぼ100%の互換性を持つ「BlueJeans」であれば様々なメーカーのテレビ会議システム専用機をシームレスに接続でき、さらにパソコンやタブレットといったモバイル端末、マイクロソフト社のSkype for BusinessやTEAMSなども難なく接続できます。
今の資産を活かしながら多地点接続をクラウドサービスへ簡単に移行しながら運用できる「BlueJeans」の魅力をご紹介させていただきます。
BlueJeansとはどんなテレビ会議クラウドサービスなのか?
2009年、米国カルフォルニア州マウンテンビューで創業したBlueJeans Network社。今まで別々の世界であった各メーカーのテレビ会議システムやWeb会議システムをクラウド上の会議室に接続することで、安価にそして手軽にビデオを統合する画期的なサービスを提供しています。通信プロトコル「H.323・SIP」を利用するテレビ会議システムですと、ほぼ100%の互換性がありますので、現在ご利用のテレビ会議システム、また異なるメーカー同士の接続も安心してご利用いただけます。さらにMicrosoft Skype for BusinessやTEAMSなどオプション不要で接続可能、会議録画容量も無制限で利用できますので、社内動画アーカイブの素材としても活用頂けます。当社VTVジャパン株式会社では、2016年からBlueJeansの取り扱いを開始。現在VTVジャパンで取り扱うテレビ会議クラウドサービスの中でも、一番人気なサービスとなっております。
BlueJeans「5つ」の特長とは!
それではBlueJeansのサービス特長をご紹介させていただきます。様々なビジネスシーンに対応できる様、大きく「5つ」の特長を持ち、ユーザーにストレスを与えることなく快適なビジュアルコミュニケーションを提供する事ができます。
【1】様々なテレビ会議メーカーに対応
H.323/SIPの通信プロトコルを持つテレビ会議専用端末であれば、メーカーを問わずほぼ100%の互換性を持つBlueJeans。ポリコム・シスコ・ライフサイズ・ソニー・アバイアといったテレビ会議主要メーカーの混在接続が可能です。
【2】パソコン参加はBlueJeans専用アプリ、もしくはWebRTC(インターネットブラウザー)対応
パソコンでの会議参加はBlueJeansから無償提供される専用アプリをご利用いただけます。またアプリを使わず、WebRTCというインターネットブラウザを利用して会議参加する方法もございます。アプリをインストールする手間もなく、指定されたVMR(仮想会議室)のURLをインターネットブラウザーに入力するだけで、簡単に会議参加いただけます。
【3】モバイル端末からの会議参加に対応
スマートフォンやタブレットを利用した会議参加が可能です。アンドロイド・iOSとメジャーなOSに対応されており、専用アプリは「Google Play」もしくは「APP Store」で【BlueJeans】と検索していただければ、無償でダウンロードしていただけます。
【4】Microsoft Skype for Business、Teamsからの会議参加に対応
Microsoft社が提供するユニファイドコミュニケーションツール「Skype for Business」「Teams」からの会議参加が可能です。BlueJeansサービスはSkype for Business、Teamsとのゲートウェイ的役割となり、Office365ユーザーとのテレビ会議連携が実行できます。
【5】公衆回線からの音声会議参加に対応
固定電話や携帯電話からの音声参加が可能です。BlueJeansで通話する際、サービス内に接続するとPSTN(公衆交換電話網)からIP通信に変換されますので、海外との通話も国内通話料金で会議参加することができます。テレビ会議専用端末やパソコン不調時のバックアップとして、またインターネットに接続できない環境の場合に活用いただけます。
BlueJeans ライセンスのご紹介
BlueJeansサービスをご利用いただくにあたり、どのようなライセンスメニューがあるのか、をご紹介させていただきます。
基本は1人1アカウントでご契約いただく「ネームドホスト」ライセンスとなり、最低「10ID」から1年単位でのご契約となります。またBlueJeansに接続する数(ポート)単位でご契約いただける「マイカンパニーコンカレントコネクションズ」ライセンスもご準備させていただいております。どちらのご契約でも1VMR(1つの仮想会議室)あたり【150接続】が可能で、会議録画も標準でサービス利用できます。録画容量はどちらのライセンス契約でも無制限にご利用いただく事ができます。
BlueJeans メリット・デメリットとは!
便利に利用できるテレビ会議クラウドサービスにもメリット・デメリットがあります。ここではBlueJeansの良いところ、気をつけておかなければいけない注意点、それにプラスしてVTVジャパンでしか出来ないポイントをご紹介いたします。
- ローカルネットワーク環境でも専用機の利用が可能(資料共有機能に制限あり)
- サーバー型MCUの様に管理ツールで開催中会議のコントロールや、過去に開催された会議の履歴や通信ログを閲覧が可能
- パーソナルルームは主催者無しで利用可能なので、実質 共有会議室(VMR)として利用可能
1つ目のメリットとしては、テレビ会議専用端末にグローバルIPを設定しなくとも、ローカルネットワーク環境下のままサービスをご利用いただく事ができます。社内のテレビ会議は通常通りの運用を継続しながら、社外とのテレビ会議もテレビ会議専用端末の設定変更することなくご利用いただけます。
但し、資料共有(H.239)を行う際、ローカルIP設定のままだとカメラ映像と資料映像をBlueJeans側で1画面合成して配信してくるので、モニターを2画面構成でカメラ映像と資料映像を分けて表示させる運用をされている企業には不向きです。2画面表示の構成にしたい場合はグローバルIPを設定していただくか、ファイアウォール/NATトラバーサル機能を持ったネットワーク製品が必要となります。
2つ目のメリットはクラウドサービスでありながら、オンプレミスで構築するMCUの管理ツールのような機能(コマンドセンター)が実装されています。開催中の会議をコントロールして画面分割を変更したり、過去に開催された会議ログ、通信ログを閲覧できたり、現在どんなデバイスが会議利用しているか、どんな国から参加しているか等、詳細情報が把握できるダッシュボード機能もご利用いただけます。
3つ目のメリットは、他社で提供されているテレビ会議 or Web会議クラウドサービスの仕様によくある「主催者が参加しないと会議が開始できない」という制限が無く、ID保持者(個人が持つVMR)を共用して利用できるVMRとして運用することができます。
この運用だとセキュリティを気にされるテレビ会議担当者もいらっしゃいますが、VMRにPINコード(暗証番号)を設定することができますので、安心してご利用いただけます。
- モバイル端末は日本語対応してない
2019年7月現在ですが、スマートフォンやタブレットのモバイル端末アプリでは日本語対応されておりません。ただ、直感的にご利用いただけますので、デメリットとは言い難いところではありますが英語表示では難色を示すユーザーもいらっしゃいますので、マニュアルなどを準備して対応する必要がございます。
※2020年4月現在ではモバイル端末のGUIは日本語対応しています。
- 各メーカーの新旧テレビ会議端末のナレッジを元にサポート対応可能
- VTVサポートデスクによるコールサポートサービスがサービス料金に付帯されている
- テレビ会議に特化したエンジニアが直接対応
- VTVジャパン開発製品「EazyTouch」のアドレス帳配信機能を使えば、会議ID/PINの変更が簡単に行える
最後にVTVジャパンからBlueJeansサービスを企業へ提供する際、当社でしかできない価値ある利点をご紹介します。
BlueJeansはどんなテレビ会議メーカーの専用機でも、ほぼ100%の接続性がありますが、トラブルや不具合が発生した際、それぞれのテレビ会議メーカーの情報や知識、取扱経験を持っておかないとトラブル対応できません。
当社ではマルチベンダーのナレッジを活かし、どのベンダーよりも短時間でスムーズにトラブル対応いたします。保守サービスはVTVサポートデスクによるコールサポートサービスがBlueJeans契約費用に付帯されており、テレビ会議に特化したエンジニアが直接お電話にてご対応させていただきます。
また当社の開発製品である【Eazy Touch】で実装している「アドレス帳配信機能」をご導入いただく事で、BlueJeansの会議室URLをリモコンで入力する手間を省く事ができ、テレビ会議専用端末のアドレス帳からBlueJeansのVMRに直接ダイアルINすることができます。
メンテナンスも簡単で、アドレス帳の管理エクセルを更新しCSVでEazy Touchサーバーにアップロードするだけで最新のアドレス帳情報をメンテナンスすることができます。
最後に
この章ではテレビ会議クラウドサービス「BlueJeans」の概要についてご説明させて頂きました。テレビ会議システム互換性抜群のメリットから、現在ご利用のテレビ会議専用端末を活かし多地点接続をクラウドへご検討される企業に最適なサービスとなっております。
次の章では、BlueJeansの利用方法を動画を交えながら解説させて頂きます。
よくある質問
- BlueJeansとはどんなサービスですか?
- BlueJeansは、Poly、Cisco、Avaya、LifesizeなどのH.323対応のテレビ会議システムや、スマートフォン・タブレット端末や・PC、電話機などの多彩なデバイスとの接続が可能な互換性の高いテレビ会議クラウドサービスです。Microsoft Teams認定パートナーとしてMicrosoft Teamsの会議に接続可能なゲートウェイソリューションも提供しています。詳しくは、Bluejeans5つの特長をご覧ください。
- BlueJeansのメリットとデメリットを教えてください。
- BlueJeansのメリットは、社外と専用機でテレビ会議をする際にグローバルIPの設定等が不要である、さまざまなメーカーのH.323専用機と接続が可能、Microsoft Teams会議にも接続できるCVI機能も提供しているなど、社内はもちろん社外との接続にも使いやすいところです。
デメリットとしては、ネームドホストアカウントの販売の最小単位が10IDからとなるため、小規模から利用したいユーザーには使いづらいかもしれません。詳しくは、BlueJeansのメリット・デメリットをご覧ください。