導入事例
オンライン会議用設備導入事例：総合物流サービス会社様

同社からの相談を受け、すぐに詳細なヒアリングと現地調査を行い、実際にどのようにWeb会議を行っているのかを確認しました。大会議室の既存音響システムは導入して20年近くたっており、さらに導入当時はオフラインでの自拡声のみを想定していたため、PCと接続できる構成ではありませんでした。PCと音響システムの間にマイクスピーカーを挟んで強引に接続したり、一部の機器が故障し集音機能が足りていなかったことが原因で、Web会議での音声品質が低下していました。また、無理な接続により構成が複雑化したことから、セッティングに時間がかかり、接続ミスなどによるトラブルも発生し、その度に担当者が呼ばれて対応する必要がありました。小会議室ではPCにWebカメラとマイクスピーカーを都度接続していましたが、部屋の規模とデバイスのスペックは問題なかったものの、ユーザーは毎回周辺デバイスを接続・設定することに負担を感じていました。

「すべての会議室で高品質なWeb会議を可能にしたい」「システムを簡素化して接続時の手間やトラブルをなくしたい」というご要望を受け、大会議室は音響システムをWeb会議にも対応できるように全てをリニューアルし、小会議室はカメラ・マイク・スピーカー一体型のビデオバーを常設し、音声・映像品質の向上とシステム構成の簡素化、操作性の向上を図る提案を行いました。

大会議室は、全ての映像・音響機器とPCがケーブル1本で繋がるように設計することで、だれでも簡単にWeb会議を開催できるようになります。会議室の規模に合ったスピーカーを配置し、大会議室では発表やイベントが多いことを考慮して、ワイヤレスのハンドマイクを採用しました。これにより、オンライン・オフラインどちらの場面でも高品質でクリアな音声で会議を行うことができるようになります。

小会議室には、ビデオバーを常設することで、会議前の準備の手間を最小限に減らすことができます。ビデオバーにはカメラとマイク、スピーカーが集約されており、こちらもケーブル1本でPCと接続して簡単にPCの映像・音声を拡張できるようになります。またビデオバーに搭載される音声自動追尾やオートフレーミングなどのAI機能を活用することで、臨場感が高まり会議に集中できる環境が作り出されます。