会議室でのオンライン会議を格上げする「Zoom Rooms」の機能とは
会議室で誰でも簡単にZoomの会議が開催できる「Zoom Rooms」。
便利そうだとは思うけど、実際Zoom Roomsでは何ができるの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事ではPC版のZoom Meetingsには搭載されていない「Zoom Roomsならでは」の機能をご紹介します。
Zoom Roomとは?
はじめにZoom Roomsがどのようなソリューションかをご紹介します。
Zoom Roomsは、オフィスの会議室に設置したデバイスからZoomの会議を開催・参加できるオンライン会議ソリューションです。
Zoom Roomsの製品ラインナップには、カメラ、マイク、スピーカーなど、オンライン会議に必要な機能が一体になったバー型のデバイスほか、大会議室やセミナールームに適した映像・音声の拡張が可能なモデル、エグゼクティブ層など個人向けのモニター一体型デバイスなど、さまざまな用途に合わせたモデルがあります。
Zoom Rooms対応製品例
Zoom Roomsはタッチパネルコントローラーで直感的に操作でき、誰でも簡単にZoomの会議を開催したり参加することができます。
また、複数人でPCから接続する際に起こりがちな音声トラブルなどに悩まされることもありません。
Zoom Roomsの詳細については以下の記事をご覧ください。
-
Zoom Roomsとは?Zoomミーティングの違いや使い方について
Zoom Roomsのメリットやおすすめユーザー、利用シーンやZoomのミーティングライセンスとの違いについて詳しく解説します。
「Zoom Roomsならでは」の機能を紹介
Zoom Roomsは「Zoom Meetings」とどのような違いがあるのでしょうか。以下にZoom Roomsでしか利用できない機能を挙げました。
※2023年10月時点での情報です。
① タッチパネルコントローラーで会議操作が簡単に
Zoom Roomsの操作は基本タッチパネルで行います。
画面にはカメラやマイクのミュート、資料共有、会議招待などの機能がなじみのあるアイコンで表示されており、誰でも迷わず操作することができるシンプルな操作性が特長です。
② スマートギャラリーで参加者の映像を個別でズームアップ
スマートギャラリーは、会議室内の参加者を個別でズームアップし、全員を見やすく表示します。会議室内の誰が話しているのか、どんな表情なのかが、会議室にいないリモート参加者にもより伝わりやすくなり、リモート参加者がオンライン会議で感じる疎外感を軽減します。
また、AIが会議室内の参加者を認識し、自動で最適な画角に調整します。そのため、今まで行っていたカメラ操作も不要になります。
③ トリプルディスプレイ対応
Zoom Roomsでは最大3枚のディスプレイに参加者映像や共有された資料を表示できます。
3枚のディスプレイには運用に合わせた柔軟な画面表示が可能です。
表示例1:
3枚のディスプレイすべてに参加者を表示(1画面最大49分割×3画面=最大147分割)
表示例2:
3枚のディスプレイに話者、資料、参加者分割映像など異なる映像を表示
④ 他のオンライン会議ツールに会議IDで参加
Zoom RoomsはZoom以外のオンライン会議ツール*にも会議IDで簡単に参加できます。
*Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webexに対応。
タッチパネルコントローラーのホーム画面には各オンライン会議ツールのアイコンを表示でき、ワンタッチで会議ID入力まで進めます。
Zoom Roomsのメリット
Zoom Roomsならではの機能以外にも、Zoom Roomsが企業におすすめできる理由があります。
会議準備に必要な手間・時間を削減できる
・デバイスの事前準備が不要で、準備や片付けの時間を削減できる
Zoom Roomsのデバイスは配線された状態で会議室に常設されます。会議前に会議室内のデバイスとPCを配線するなどの手間も省け、会議準備や片付けにかかる時間や手間を減らすことができます。
・ワンタッチでZoomの会議に参加でき、誰でも使いやすい
スケジュールされた会議の情報はタッチパネルコントローラーに表示されます。操作に不慣れな人でも直感的に会議に参加できるため、操作方法の研修などもほとんど必要ありません。
Zoom Webポータルでデバイスを一括管理、管理者の負担軽減につながる
Zoom Roomsの設定や、ソフトウェアの更新などをZoomのWebポータルで確認・操作できます。
また、Zoom Roomsの正常性や利用履歴なども確認でき、利用率や運用効率の改善にも活用できます。
まとめ:会議の生産性をあげる会議室とは
オフィス勤務とリモート勤務を組み合わせた柔軟な働き方として注目される「ハイブリッドワーク」の浸透には、快適なオンライン会議ができる会議室環境が必要不可欠です。
ただオンライン会議ができるだけではハイブリッドワークに最適化した会議室とはいえません。
「リモート参加者が会議室にいる参加者と同じ質・量の情報を受け取れる環境が整った会議室」が真にハイブリッドワークに対応した会議室だといえます。
高品質な音声・映像システムや、リモート参加者にも配慮した機能を搭載したZoom Roomsは、既存のハードウェア資産を活用しながらどんな場所からの参加者にも快適に会議に参加できる環境を構築でき、生産性の向上と業務効率のアップを実現します。
デモンストレーションのご案内
スマートギャラリーや会議IDでのミーティング参加など、今回ご紹介したZoom Roomsの機能は、デモルームにてお試しいただくことが可能です。
VTVジャパンの東京・九段下と大阪・本町にあるデモルーム間のほか、お客様の拠点を接続したデモなどにも対応しています。製品・サービスの選定にお悩みの際は、ぜひVTVジャパンのデモンストレーションをご利用ください。