音響設備事例:株式会社生活総合サービス様
パーテーション設置によるオンライン会議の「音」の聞き取りづらさを一気に解決
さらに潜在的な問題も改善し、快適なオンライン会議を実現
システム導入の経緯や選定のポイントについて株式会社生活総合サービスの上野氏と大亀氏に伺いました。
株式会社生活総合サービス
総務部 上野 由美氏(右)
システム部 大亀 貴志氏(左)
1.概要
背景と課題
1:コロナ感染予防対策の実施でさまざまな「音問題」が発生
- 会議室にアクリルパーテーションを設置したことで、うまくマイクに集音されず音が聞き取りづらくなった
- 換気で開けた窓から大通りの騒音が室内に。会話ができず会議を中断する場合も
2:オンライン会議開催準備と画面共有の操作がストレスに
- オンライン会議の接続準備やPC画面共有の操作が面倒に感じるなど、ストレスを感じている社員が多いことが判明
導入効果
1:音の聞き取りづらさが劇的に改善
- 会議室側の音声が聞き取りやすくなり、会議がスムーズに行えるようになった
2:オンライン会議の準備時間削減でストレス軽減
- PCにボタンを挿すだけでPCと周辺機器を接続できる仕組みを導入。ワンクリックの簡単操作でオンライン会議のセットアップが完了
ソリューション
導入システム
- 会議室環境に合ったマイク設置場所の設定ができ、会議室全体を集音できる
- オフィス外から入る騒音を排除し人の声だけを集音する「AIノイズ除去機能」で音声を向上
- オンライン会議のセットアップやPC資料共有操作がワンクリックで完了。ワイヤレスで配線もすっきり
2.詳細
導入の背景・課題:コロナ感染予防対策の実施でさまざまな「音問題」が発生
コロナ禍を機にオンライン会議を導入し、リモートワーク社員や取引先との利用を始めました。
ZoomやMicrosoft Teamsを使ってリモートワーク社員や取引先との会議や打ち合わせを行っています。
そんな中会議室にコロナ感染予防対策のためアクリル板のパーテーションを設置したところ、「会議室から参加している人の声が聞きづらくなった」という声が社内から多く寄せられるようになりました。
「オンライン会議を行う際は卓上のマイクスピーカーを利用していたのですが、パーテーション設置でマイクの置き位置が難しく、以前のように机の上に置くと音がうまく集音されません。苦肉の策でパーテーションの上部に無理やりマイクを置いて対応してみたのですが、かなり不安定でした。またパーテーションの下部をくり抜いてそこにマイクを置いたりしたものの、聞こえづらさは変わらずでした」(上野氏)。
「解決策を考えるもののよい案は思い浮かばず、同じ悩みを持ったユーザーがいるのではと思い調べてみたところ、まさに弊社が悩んでいるケースとその解決策を紹介しているVTVジャパンさんのWebページにたどり着いたのです」(大亀氏)。
そのページでは、シーリングマイクやグースネックマイクを利用することで、パーテーション設置の会議室でも問題なく聞き取りやすい環境を実現するというものです。
(参照ページ:アクリル板パーテーションを設置した会議室でもオンライン会議の音声を快適にしたい)
そして、ページを見たお客様からVTVジャパンにシーリングマイクのデモルーム見学希望の問い合わせをいただきました。
現地調査と2度のデモ実施でバー型マイクShureMXA710の導入が決定
パーテーション設置が音の聞こえづらさの一番の原因ではありましたが、そもそもマイク自体の集音範囲がお客様の会議室には足りていないこと、オフィス外の騒音が会議室でも聞こえ、音の聞こえづらさに大きく影響していることが分かったのです。
そこで、これらの問題を解決できるShureのマイクシステムを提案しました。
VTVジャパンデモルームでシーリングマイクShure MXA910とバー型マイクShure MXA710の比較デモを実施したところ、バー型マイクShure MXA710でも十分聞き取れたため、設置工事が不要なShure MXA710を導入する方向で話が進みましたが、実際のお客様の会議室環境でも試してみなければ本当にMXA710で集音できるのか分からないところもあるため、今度は持ち込みデモを実施することにしました。
シーリングマイクとバー型マイクの2つをお客様先に持ち込んで比較デモを行ったところ、VTVジャパンデモルームでの体感と同様、バー型マイクShure MXA710で問題ないことが確認できました。
「持ち込みデモには、多くの社員が気軽にデモに参加でき、率直な意見を聞くことができました。決裁権のある社員も持ち込みデモに参加することができ、すぐに評価してもらえたこともスピーディな導入につながりました」(上野氏)
オフィス外から聞こえる緊急車両のサイレン音やそのほかの騒音については、オフィスが大通りに面しているため仕方ないものと考えられていたようですが、実はこのような雑音をカットする機能を持つオーディオプロセッサーを導入することで解決できるケースもあります。
オーディオプロセッサー・Shure IntelliMix Roomの「AIノイズ除去機能」はオフィス外の騒音を排除し、会議室内の人の声だけを集音します。
これまでは窓を開けていると接続先と会話もできない時もあったそうですが、騒音は見事にカットされ、快適に会議できるようになりました。
ワイヤレスコンファレンスシステムを追加導入し、快適なオンライン会議を実現
今回生活総合サービス様には、オンライン会議の開催準備や画面共有が簡単に行えるClickshareも併せてご導入いただきました。ワンクリックですぐにオンライン会議のセッティングができるClickshareは、便利で快適なオンライン会議運用を実現できるおすすめのシステムです。
デモに来られた時にご紹介したところ、すぐにその便利さを理解していただき社内で検討する方向になりましたが、社員が便利と感じて使ってくれるのかどうか少し不安があったといいます。そこで社内でオンライン会議の準備や画面共有操作に関するアンケートを実施することにしました。
アンケート調査を進めてみると、オンライン会議の準備や画面共有操作が非常に手間で面倒で、ストレスを感じている社員が圧倒的に多いことがわかりました。
集計結果を待たずにClickshareの導入を決定されたそうです。
「これまで特に気にしてはいなかったものの、社員はストレスを抱えていたようです。その後すぐに導入を決めました」と上野氏は話します。
導入効果と今後の展開
「オンライン会議を利用する社員は会議室に設置した使い方マニュアルを見て会議を行っていますが、簡単で感覚的に使えるので使い方に関して質問を受けることもありません」(大亀氏)
今後の計画をお聞きしました。
現在はオンライン会議ではPC内蔵カメラを使って会議を行っていますが、会議に参加しているメンバー全員が映せるカメラの設置を計画しています。
またほかの会議室にもその会議室の規模に合わせた周辺機器の導入も視野に入れています。
生活総合サービス様では、今後もリモートワーク社員、社外取引先との会議に快適な音声でのオンライン会議を開催し良好なコミュニケーションをとりながらさまざまな業務効率化の実現を目指しています。
最後にVTVジャパンからシステムを導入した決め手をお聞きしたところ、実は担当営業が最初の問い合わせから親身になってくれたことがとても大きかったといいます。
また持ち込みデモをサポートしてくれたシュアジャパン技術担当者の対応も素晴らしく、音響のプロが推薦してくれるシステムであれば間違いないと確信できたそうです。
この人に任せたいと思える信頼関係を大事にされている生活総合サービス様。
今後も信用・信頼していただけるビジネスパートナーとしてサポートしてまいります。
お客様プロフィール
株式会社生活総合サービス
2022年で創業25周年を迎える株式会社生活総合サービス様は、『がんばる女性を応援したい』というコンセプトのもと、女性に向けて元気とキレイを届ける健康食品や化粧品の通販ブランド「ていねい通販」を運営しています。「1日でも長いお付き合い」というブランドポリシーのもと、お客様との関係作りを大切にしながら、さまざまなサービスや商品を展開しています。
- 本社:
- 大阪市西区靭本町2-3-2 なにわ筋本町MIDビル6F
- 設立:
- 1997年
- URL:
- https://www.teinei.co.jp/
一度目は弊社の大阪デモルームにて機器の性能のご確認を、二度目はお客様の会議室に機器を持ち込んで実環境においての音声品質のご確認でした。
持ち込み検証には決裁者、利用者双方のお立場の方が参加され、実際に導入した場合の品質をご体感いただきましたので、納得・安心して導入を決定いただくことができたと感じております。
機器のご導入前には必ずお客様のご要望に合わせた検証確認を実施しておりますので、お気軽にお声がけください。