HTML5 [読み方:えいちてぃーえむえる・ふぁいぶ]
HTMLはHyper Text Markup Languageを表し、WWW上の文書を記述する言語で、インターネット世界の共通言語である。分散した文書を相互に関連付けるハイパーリンクを定義していることが大きな特徴である。HTML文書はテキストファイルであるが、< >記号で囲まれるタグを導入すること(マークアップ)により文書の論理構造や体裁を指定できる。
HTML仕様は1993年に初版(HTML1)が発行されて以来、大きな機能拡張が4度行われ、現在第5版のHTML5に至っている。最新版(2018年6月現在)はHTML 5.2でW3C (World Wide Web Consortium)勧告として2017年12月に発行された。
従前の基本的なGUI (Graphical User Interface)機能に加えHTML5になって次のような新たな機能が定義された。WebRTCではこれらのHTML5機能が活用される。
- プラグインを使わずに動画や音声を再生するVideoとAudio
- 2次元画像を描画するCanvas
- 画像およびテキストを移動、編集するDrag & Drop
- インタラクティブなアプリケーション構築に必要なリアルタイムかつ全二重通信のためのWeb Socket
- ローカルクライアント上のウェブブラウザ内でデータを保存するWeb Storage
- ウェブブラウザ上でのマルチプロセスを可能にするWeb Workers
関連用語