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テレビ会議用語集
G.711.1 [読み方:じー・なないちいち・てん・いち]

G.711.1 [読み方:じー・なないちいち・てん・いち]

G.711をコアにして50Hz〜7kHz帯域の音声を符号化する方式のITU-T勧告で2008年成立。G.711.1では、G.711で300Hz〜3.4kHz帯域を64kbpsで符号化するストリーム(A)に加え、50Hz〜300Hzを適応ビット割り当てにより16kbpsで符号化するストリーム(B)、3.4kHz〜7kHzをMDCT(Modified DCT、変形離散コサイン変換)に基づくベクトル量子化により16kbpsで符号化するストリーム(C)を生成するスケーラブル符号化を行っている。スケーラブル(Scalable)符号化とは、符号化結果を複数要素で構成し、復号に際し全要素を用いれば最大品質が得られ、一部の要素を用いなくても相応の品質が得られるような符号化方法のことである。G.711.1はストリームの組み合わせによりAだけ(300Hz〜3.4kHz帯域を64kbps)、A+B(50Hz〜3.4kHzを80kbps)、A+C(300Hz〜7kHzを80kbps)、A+B+C(50Hz〜7kHzを90kbps)の4通りの音声符号化が実現できる。