テレビ会議用語集
MTU [読み方：えむてぃーゆー]

Maximum Transmission Unit（最大伝送単位）を表す。イーサネットなどのデータリンク層プロトコルでは、送るべきディジタル・データ（ペイロード）の前後にヘッダとトレーラを付け一塊にしたものをフレームと呼ぶ。IPのようなネットワーク層ではパケットと呼ぶものと同じ概念である。ある伝送区間の伝送媒体で送ることができる最大のペイロード長をMTUと呼ぶ。イーサネット仕様ではMTUは1500バイトと定められている。PPPoEのようにペイロードをPPP (Point to Point Protocol)で包みイーサネットで送る場合、PPPヘッダとIDに8バイトを必要とするためMTUは1492バイトになる。
送るべきデータのペイロード長がMTUを超える場合は、送り出すホストもしくは途中のノードでペイロードを分割して一つのフレームのペイロードがMTUを超えないようにする。受信側では複数のフレームを合成してもとのペイロードを復元する。この処理をフラグメンテーション（Fragmentation）と呼ぶ。