ディジタルシネマ
Digital Cinema
映画の素材となるシーンを撮影し、それを編集して作品に仕上げ、映画館に配送してスクリーンに投影するまでの過程すべてをディジタル化した映画システムのこと。従来フィルムを用いて行われていた映画の世界にディジタル技術を導入して革新をもたらした。
ディジタルシネマの規格はハリウッドの映画制作会社7社が作ったDCIと略称されるDigital Cinema Initiatives, LLC (Limited Liability Company)という時限会社が策定し、技術仕様が公開されている。その内容は、ディジタルシネマの配布マスタ、映像の圧縮、映像・音声・サブタイトルのパッケージ化、パッケージの配送、映画の投射、セキュリティにわたっている。
ディジタルシネマの品質目標は35mmフィルム相当で、2Kと4Kが定義されている。