G.729.1[読み方:じー・ななにきゅー・てん・いち]
2006年にITU-Tが標準化した音声符号化方式(プロトコル) で、音声帯域50Hz〜7kHzを対象にG.729をコアにした12階層のスケーラブル符号化である。G.729.1 codecはG.729 codecと相互接続可能である。出力ビットレートは8、12、14〜32まで2kbps刻みの12種類。50Hz〜4kHzまでの音声は8もしくは12kbpsで、50Hz〜7kHz帯域の音声は14〜32kbpsで符号化される。受信側で任意の階層までで切って復号してもそれなりの音声品質が得られることが特徴である。符号化・復号は20msフレームを単位に行われ、原理的な遅延は49msとなっている。