HDMI[読み方:えいちでぃーえむあい]
High-Definition Multimedia Interface(高精細マルチメディア・インタフェース)の略で、映像だけではなく音声や制御信号も同時に送ることができるディジタルインタフェースの規格である。規格はソニー、パナソニック、フィリップスほかの企業グループにより策定された。HDMIでは映像、音声は非圧縮のまま送るため、このインタフェース使用による品質劣化はない。 2002年にVer.1.0が策定され、その後も機能追加が行われている。
2017年現在の最新バージョンはVer.2.1。著作権保護機能であるHDCP (High-bandwidth Digital Content Protection) にも対応している。映像はDVI (Digital Visual Interface) をベースに、音声はS/PDIF(Sony Philips Digital InterFace)をベースに伝送するようになっている。
映像はVer.1.0から1080pに対応しており、Ver.1.3では8bitよりも高いビット精度で色信号を扱える "deep color"に対応するなど、UHDTV対応を含め年々仕様が拡張されている。
テレビ会議システムでは、HDMIはテレビ会議端末装置とディスプレイの接続、プレゼンテーション用PCとテレビ会議端末装置の接続に用いられる。なお、テレビ会議端末装置とカメラの接続にはHDMIを用いる製品もあるしDVIの製品もある。