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テレビ会議用語集
IEEE 802.11 [読み方:あいとりぷるいー・はちまるにー・てん・いちいち]

IEEE 802.11
[読み方:あいとりぷるいー・はちまるにー・てん・いちいち]

IEEE 802委員会はLAN (Local Area Network)およびMAN (Metropolitan Area Network)分野の標準化を行う。802は最初の会合が開かれた1980年2月に由来する。この委員会の11番目の作業グループ802.11が無線LANのデータリンク層と物理層のプロトコルを担当している。 作業結果の標準文書も同じく802.11の番号が振られ、初版は1997年に、最新版は2016年に発行されていて、標題は次の通りである。

802.11-2016 - IEEE Standard for Information technology--Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks--Specific requirements - Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications

個々の仕様は、標準に対するAmendment(追加あるいは拡張)として発行され、802.11の次に小文字のアルファベット(a〜z、aa〜az、・・・)を付けて識別される。適当な時期にAmendmentを統合した標準が発行される。1997年以降、2007年、2012年、2016年に統合版が作られた。 上記802.11-2016版ではそれ以前の11agまでのAmendmentが統合されている。しかし、製品仕様の準拠標準表示には、もとのAmendment番号が広く使われていて、主なものの制定年、周波数帯、最大通信速度は次の通りである。

・IEEE 802.11a (1999年制定):5GHz帯、最大54Mbps
・IEEE 802.11b (1999年制定):2.4GHz帯、最大11Mbps
・IEEE 802.11g (2003年制定):2.4GHz帯、最大54Mbps
・IEEE 802.11n (2009年制定):2.4/5GHz帯、最大600Mbps