IETF
[読み方:あいいーてぃーえふ]
Internet Engineering Task Forceの略号でインターネット技術標準化委員会と訳される。インターネット技術に関する標準化団体で、米国を本拠とする。IETFはフォーラム、コンソーシアムの一つであるが、実効的には国際標準化機関として機能している。
その出力文書はRFC (Request For Comments)と呼ばれ、標準としての成熟度に応じ、Proposed Standard、Draft Standard、Internet Standardの区別が併記されている。
Internet Standardに至ったものはSTD xxxの番号がつけられる。例えば、TCPのプロトコルは、RFC 0793に記述され、STD 0007の番号が付けられている。
IETFの標準化作業は、基本的にインターネット上の議論で進められ、RFC文書やそこに至るまでの草案であるInternet Draftはテキスト形式で公開されていて、誰でも取得できる。
標準化作業方法の特徴として、Rough Consensus、Running Codeが言われ、前者は、全会一致でなくても一定程度のコンセンサスが得られたと判断されれば標準として承認することを意味し、
後者は実際に動作するプログラムに支えられた技術を標準にする方針を意味している。
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