MPEG-4 AAC LD[読み方:えむぺぐ・ふぉー・えいえいしー・えるでぃー]
AAC LD
AAC LDは、Advanced Audio Coding Low Delay(低遅延)を表す。AAC LCの場合はビットレートによって100ms〜300msの遅延が発生することがあるが、AAC LDの場合は25msの遅延となり、テレビ会議やVoIPのような双方向音声通信の場合に適する。
MPEG-4 AAC LDは、MPEG-4 AAC LCを基に、符号化の単位であるフレーム長を短くするなどの変更を加えて低遅延化を図った音声符号化方式である。用途にはテレビ会議などリアルタイム会話型の通信や、かけあいを伴う放送番組がある。テレビ会議における代表的な動作例は、21kHz帯域音声をモノラルでは128kbps、ステレオでは192kbpsで送る。
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