BT.2020 [読み方:びーてぃー・にいまるにいまる]
UHDTV放送方式の映像信号を規定する勧告ITU-R BT.2020のこと。
標題はParameter values for ultra-high definition television systems for production and international programme exchange (番組制作ならびに国際番組交換に用いるUHDTVシステムのパラメータ)で、最新版は2015年10月改訂の第2版、初版は2012年制定。
この勧告では、画面のアスペクト比は16:9、画素数は水平7680x垂直4320(いわゆる8K)あるいは水平3840x垂直2160(いわゆる4K)、走査はプログレッシブで毎秒像数は120*、100、60*、50、30*、25、25、24*(* /1.001を含む)、三原色は広色域対応のものが定められている。電光変換特性はBT.709と同じガンマ=0.45が定義されていて、将来HDR-TVに用いられる特性に拡張することが注記されている。色解像度は4:4:4、4:2:2、4:2:0システムが規定され、ビット精度は10あるいは12ビットである。輝度、色差信号のディジタル表現が10ビットと12ビットに対し規定されている。