光ファイバ
Optical Fiber
細い硝子やプラスチック製の繊維で構成され光の形で信号を伝える通信線をいう。パソコンやテレビ会議装置などから発せられた電気信号の形のディジタルデータをレーザあるいは発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)を利用して光信号に変換し、光ファイバを通すことでデータ送信を行う。従来の銅線ケーブルと比べて信号の減衰が少なく、長距離の伝送が可能なこと、細いことが特徴である。硝子製で高速のシングルモード光ファイバと、プラスチック製で取扱の簡単なマルチモード光ファイバの2種類がある。
構造は、屈折率の異なる材料で中央部分のコア(Core)とそれを取り巻くクラッド(Clad)を形成し、さらにその外側に被覆層が設けられる。光をコアに閉じ込めることで長距離を伝送しても減衰が少ない。コア/クラッドの直径は、代表例として、硝子製シングルモード光ファイバでは50ミクロン/125ミクロン、プラスチック製マルチモード光ファイバでは、125ミクロン/500ミクロンである。
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