SDR-TV放送 [読み方:えすでぃあーる・てぃーう゛ぃ・ほうそう]
既存HDTV放送の方式で、勧告ITU-R BT.709-6(2015年6月改訂)で規定の2K映像パラメタ、ダイナミックレンジ(SDR、Standard Dynamic Range)、色域を有する。従来のSDTV放送方式は、勧告ITU-R BT.601-7(2011年3月改訂)で規定され、画素数が水平720画素x垂直480画素であった以外、ダイナミックレンジ、色域はHDTV放送に引き継がれているので、SDR-TV放送に属する。
光電変換特性、電光変換特性はガンマ値で表現される。すなわち出力値が入力値のガンマ乗に比例する関係で、歴史的にCRTディスプレイの電光変換特性が出発点で、ガンマ値は2.4とされてきた。従ってカメラ出力信号を送信する前に、ガンマ値0.45(ほぼ1/2.4)の補正が行われる。