SIF [読み方:しふ、えすあいえふ]
Source Input Formatの頭字語で、MPEG-1映像符号化の標準化作業で生まれた言葉である。MPEG-1では1980年代末当時の符号化技術とCDの出力速度1.5Mbpsを勘案し、SDTVフォーマットの縦横半分を符号化対象とした。SDTVはNTSCとPALの2方式があることからSIFもNTSC由来とPAL由来の2フォーマットがある。
解像度は水平352画素x垂直240画素(PAL版では水平352画素x垂直288画素)である。すなわち、インタレース形式であるSDTVの片側フィールドを取り出して作れるようにしている。その品質はVHS、あるいはアナログテレビ放送受信相当である。
これを縦横倍密度にしたものを4SIF(水平704画素x垂直480画素) といい、 縦方向のみ2倍にしたものをiSIF (interlaced SIF、水平352画素x垂直480画素) という。