STUN [読み方:すたん]
STUNはSession Traversal Utilities for NAT(通信のNAT越え手段)を表し、RFC 5389(2008年10月発行)で規定される。
STUNはエンドポイントが自身のプライベート側トランスポート・アドレス(IPアドレスとポート番号の組み合わせ)に対応するNAT割り当てのパブリック側トランスポート・アドレスを知る手段を提供するプロトコルである。STUNはまたエンドポイントがNATバインディング(紐付け)を保ち時間切れにならないようにするKeep-Aliveの方法を提供する。
STUNの初版RFC 3489(2003年3月)はNAT越えのソリューションを定義していたのに対し、現行RFC 5389はNAT越えソリューション(ICEなど)に対するツールの位置づけとなっている。