LDAP [読み方:えるだっぷ]
LDAPはLightweight Directory Access Protocolを表す.X.500(ディレクトリに関するITU-T勧告|ISO/IEC国際標準)のモデルに基づく分散ディレクトリ・サービスにアクセスするためのプロトコルで,Lightweightの名が示すようにX.500の軽量版サブセットである。ディレクトリ(Directory)とは、住所録や電話帳などと同様に、コンピュータ・ネットワーク上のさまざまなリソースの所在や属性に関する情報を記憶し、提供するシステムのことをいう。
LDAPは、IETFが文書体系をRFC 4510(2006年6月発行)で、詳細をRFC 4511〜4519(いずれも2006年6月発行)で規定していて、次のように分かれている。
- RFC 4511 -- プロトコル
- RFC 4512 -- ディレクトリの情報モデル
- RFC 4513 -- 認証方法とセキュリティの仕組み
- RFC 4514 -- 識別名(Distinguished Name)のストリング表現
- RFC 4515 -- 検索フィルタのストリング表現
- RFC 4516 -- URL
- RFC 4517 -- シンタックスと一致規則 (Matching Rules)
- RFC 4518 -- Unicode使用への前処理
- RFC 4519 -- ユーザ・アプリ用スキーマ(データ構造)
- RFC 4520 -- LDAPに関わるIANA関連事項の検討
- RFC 4521 -- LDAPの拡張に関する検討