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X.500 [読み方：えっくす・ごひゃく]
OSI (Open System Interconnection、開放型システム間相互接続)プロトコル群の一つで、ディレクトリについてITU-TとISO/IECが共同で作った国際標準のシリーズをいう。ITU-T X.500|ISO/IEC 9594-1の初版は1988年11月に発行され、現行の第8版は2016年10月に発行された。X.500自身はディレクトリの概念、モデル、サービスについて概観し、詳細は次の標準文書に規定されている。
- ITU-T X.501|ISO/IEC 9594-2 -- モデル
- ITU-T X.509|ISO/IEC 9594-8 -- 公開鍵と特権管理の枠組み
- ITU-T X.511|ISO/IEC 9594-3 -- 抽象的サービス定義
- ITU-T X.518|ISO/IEC 9594-4 -- 分散運用の手順
- ITU-T X.519|ISO/IEC 9594-5 -- プロトコル仕様
- ITU-T X.520|ISO/IEC 9594-6 -- 代表的アットリビュート・タイプ
- ITU-T X.521|ISO/IEC 9594-7 -- 代表的オブジェクト・クラス
- ITU-T X.525|ISO/IEC 9594-9 -- ディレクトリ情報のバックアップ
- ITU-T X.530|ISO/IEC 9594-10 -- ディレクトリ運用のためのシステム管理
