MCU入門 第7回
貴社にぴったりのMCUの設置場所 - 3. アクセスできる範囲
2011年5月掲載
MCU入門 第7回 貴社にぴったりのMCUの設置場所 目次
- サーバーのアウトソースサービス
- 利用できるサービスの自由度
- アクセスできる範囲
- テレビ会議サーバーとクラウド
利用者がアクセスできる範囲の違いで整理する
アクセスできる範囲の違いで、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドの3つに分けることができます。
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パブリッククラウドは、不特定多数がアクセスできる場所で、サービスを提供するものです。
一方、例えばWeb会議のASPプライベートクラウドは、特定の利用者だけにサービスを提供し、自社網内からのみアクセスできる自社のサーバー群をクラウド上に置きます。
ハイブリッドクラウドは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方にまたがるサービスです。自社ないし自社グループ内だけで接続を行う場合は、プライベートクラウドがお勧めです。 他者が網内に入ってこられないため、セキュリティを高く保てるからです。
自社内だけなく、協力会社、お客様との接続も行いたい場合は、パブリッククラウドをDMZ* 感覚で利用しましょう。 この場合は、ファイアウォールとユーザー権限設定によって、不正アクセスを防ぎましょう。
* DeMilitarized Zone(非武装地帯)の略。
公開サーバーを設置する際、セキュリティを考慮して、LANとは別に設ける専用のネットワークセグメント。
参照:ASCII.jpデジタル用語辞典
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