MCU入門 第7回
貴社にぴったりのMCUの設置場所 - 4. テレビ会議サーバーとクラウド
2011年5月掲載
MCU入門 第7回 貴社にぴったりのMCUの設置場所 目次
- サーバーのアウトソースサービス
- 利用できるサービスの自由度
- アクセスできる範囲
- テレビ会議サーバーとクラウド
テレビ会議のサーバーを「所有」してクラウドを「利用」する
所有しているテレビ会議サーバーをどこに置くのか?
テレビ会議サーバーには、2種類あります。
たとえばハードウェア処理をするMCUやISDNゲートウェイなどのように、ハードウェアがブラックボックスになっているアプライアンス型のものと、たとえばソフトウェアMCUやコントロールサーバーのように一般的なx86-CPUを利用し、Windows / LinuxをOSとする汎用型のものとです。
アプライアンス型のものをクラウドのあちら側に置くのは、ハウジング(コロケーション)サービスしか選択肢がありません。汎用型のものを置く場合は、PaaS / ホスティングサービスも利用可能です。
アプライアンス型のものと、汎用型のもの、両方を同時に利用する必要がある場合は、どうしたらよいでしょう? この場合、自由度の高いほうに合わせる必要があるので、アプライアンス型と汎用型の両方をハウジングするのが一般的です。
しかし、アプライアンス型のものをハウジングし、汎用型のものをPaasで稼動させクラウド上でこの2つをリンクして動かすことができるクラウド提供会社のサービスもあります。
詳しくは、サービス提供会社さまにお問い合わせください。
さて、今回は、テレビ会議のサーバーを「所有」してクラウドを利用することについてのお話となりました。
次回は、テレビ会議サーバーの「所有」と「利用」の違いについて、お話をしたいと思います。お楽しみに!