INSネット64
NTTが提供するISDNサービスの一つで、端末機器はアナログ電話と共通の銅線利用による基本速度インタフェース (BRI、Basic Rate Interface)を介してネットワークに接続される。
1契約者回線で64kbpsのBチャネルを2本、16kbpsの Dチャネルを1本同時に利用することができる(「2B+D」=144kbps)。
ここでBチャネルはユーザのメディア情報を運び、Dチャネルは呼制御信号もしくはユーザのパケット情報を運ぶ。
これにより、例えば2台の電話を同時に使うことができるし、電話とFAXやパソコン通信を同時に使用するなど、通常の電話回線2本分としての利用が可能となる。
ユーザのメディア情報に128kbpsが使えることから、映像と音声を同時に使うテレビ電話も、従来の電話2回線分相当の料金で可能になった。
2017年4月、INSネット64サービスは2024年頃廃止、と報じられた。
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