MCU入門 第1回
MCUで何ができるの?– 3.テレビ会議内容を2次利用する
2010年3月掲載
MCU入門 第1回 MCUで何ができるの? 目次
- つながる相手をふやして、利用機会をふやす
- 利用手順を簡単にして、運用工数をへらす
- テレビ会議内容を2次利用する
- 多地点会議を行うには、何がいるの?
【効果3】テレビ会議に参加するだけではなく、テレビ会議内容を2次利用する
テレビ会議は、定例会議や打ちあわせなどに使用する以外に、社内教育などの用途で何度も繰り返して利用したい場合があります。
ここで、テレビ会議・ストリーミング等の映像と音声のやりとりについて整理してみましょう。
映像と音声のやりとり
- 一斉配信(リアルタイム、オンデマンド)
- 双方向のやりとり
- リアルタイム:テレビ会議
参加者は皆リアルタイムで映像・音声を送受信します。アップロード者・閲覧者という違いはありません。 - オンデマンド:コメント付動画(ニコニコ動画など)
ニコニコ動画のコメントのように視聴者の擬似リアルタイムは可能ですが、データアップロード者との擬似リアルタイム双方向のやりとりは不可能です。 - 片方向のやりとり
- リアルタイム:ストリーミング(USTREAMなど)
テレビの生放送に近い。Twitterなどのツールと組み合わせる(マッシュアップ)ことで、擬似リアルタイム双方向を実現する場合もあります。 - オンデマンド:VoD(YouTubeなど)
生放送ではないが、いつでも自分の都合のよいとき(=オンデマンド)に動画を見ることができます。アップロード者と閲覧者のやりとりはリアルタイムでは不可能です。
MCUだけでは、「リアルタイム+双方向」にしか対応しない場合が多いのですが、MCU群としては「ストリーミング」や「VoD」に対応できます。