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RESOLUTION Vol.05
Teams Rooms・Zoom Roomsっていったいなに?みんなが知りたいTeams・Zoom Roomsソリューションのおはなし

オンライン会議ラボ・第4回

Teams Rooms・Zoom Roomsっていったいなに?
みんなが知りたいTeams・Zoom Roomsソリューションのおはなし

2023年01月
博士

Microsoft Teams(以降、Teams)やZoomを業務で利用している企業では、会議用ソリューションとしてMicsrosoft Teams Rooms(以降、Teams Rooms)やZoom Roomsの利用が進んでいます。

Teams Rooms・Zoom Roomsとは、どのようなものなのでしょうか。第4回オンライン会議ラボでは、Teams RoomsとZoom Roomsについて解説します。

Teams Rooms、Zoom Roomsは会議室用ソリューション

Teams Rooms、Zoom Roomsは会議室や打ち合わせスペースに設置することで、TeamsやZoomでの会議を簡単に行うことができる会議室用ソリューションです。

「Microsoft Teams Rooms」「Zoom Rooms」など、~Roomsという名称なので、デバイス(ハードウェア)のことを思い浮かべるかもしれませんが、デバイスだけで利用することはできません。それぞれTeams Roomsライセンス・Zoom Roomsライセンスがあり、Microsoft社が認定するTeams Rooms対応デバイス、Zoom社認定のZoom Rooms対応デバイスとを連携することではじめて会議室用ソリューションとして利用できるようになります。

イメージ:Roomsソリューションの構成要素

「ユーザーライセンス」と「Teams Rooms・Zoom Roomsライセンス」は似て非なるもの

日々の業務においてMicrosoft TeamsやZoom Meetings(有償版)を利用している皆さんは、会社からユーザーライセンスを付与されています。ユーザーライセンスは個人と連携するもので、1ユーザー(利用者)に対して1ライセンスを契約する必要があります。つまり、利用する社員が100名いれば100ユーザーライセンスを契約し、管理します。

対して、Teasm Rooms・Zoom Roomsライセンスは会議室などに設置するデバイスに連携します。3つの会議室にRooms対応デバイスを1台ずつ設置する場合、3台分のRoomsライセンスの契約が必要です。

ユーザーライセンスとTeams Rooms・Zoom Roomsライセンスは、インストールするアプリが違えばライセンスを付与する対象も異なる、まったく別のライセンスです。ユーザーライセンスをRooms対応デバイスに、Roomsライセンスを個人PCや会議用PCに付与することはできないため、それぞれ専用のライセンスが必要です。

イメージ:ユーザーライセンスとRooms専用ライセンス

Microsoft社・Zoom社認定デバイスの提供メーカー

次にデバイスの説明をします。Microsoft社、Zoom社は独自の認定要件に従って検証し、認定したデバイスのみを「認定デバイス」としています。
認定されていないデバイスでもTeams Rooms・Zoom Roomsのアプリやライセンスと連携することはできますが、Microsoft社、Zoom社が動作を保証していないので、サポート対応の観点からみても認定デバイスの利用をおすすめします。

図:Microsoft社・Zoom社認定デバイスの提供メーカー

Windows版とAndroid版、その違いは?

最後にOSについてです。Teams Rooms・Zoom Rooms対応デバイスには、Windows OSで動作するWindows版とAndroid OSで動作するAndroid版の2種類があります。どのような違いがあるのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。

Windows版   Android版

本体部分がWindows PCとなっており、デバイスを提供する各メーカー独自の操作用タッチパネルとUSBカメラ、マイク、スピーカーを組み合わせて構成する
各デバイスの付けはずしや入れ替えがしやすく、不具合発生時の原因切り分けが容易

イメージ:Windows版Roomsソリューションの構成要素
概要

カメラ・マイク・コーデックが一体になった本体と、操作用のタッチパネルまたはリモコンで構成するデバイスが多い
一体型の本体にネットワークケーブル、モニター出力用ケーブルを配線すれば設置が完了する

イメージ:Android版Roomsソリューションの構成要素

さまざまなUSBデバイスが選定可能で拡張性に優れている
接続できる選択肢が多いため、機材や配線が多くなる傾向がある

拡張性・柔軟性

メーカー独自のマイクやカメラで構成され、音声・映像拡張の可否や対応範囲は機器ごとに異なる
会議ごとに参加人数や、テーブルレイアウトが変わる場合は注意が必要

Windowsのアップデートが必要なためPC同様情報システム部門が管理する企業が多い

管理面

会議室設備のひとつとして管理し、情報システム部門以外が管理担当となることがある

博士

Rooms対応デバイスはメーカーごとに特徴があり、Windows版・Android版どちらが優れているというわけではありません。
デバイス選定で重要なのは、「どのように管理・運用するか」です。例えば、

  • どの部門が管理するか
  • セキュリティ対策や運用ルールはどうするのか
  • 開催する会議(会議内容・参加人数)や会議室規模に合わせてどのような仕様が必要か

などです。

また、Teams Roomsライセンスには無償版も提供されていますが、管理をしっかりするなら管理ツールが備わっている有償ライセンスの利用をおすすめします。Teams Rooms、Zoom Roomsを利用して、会議がしやすい環境を作りましょう!